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澤田沖国大教授に日本人口学会賞 「戦後沖縄の生殖をめぐるポリティクス」

琉球新報 7月25日(月)16時0分配信

 沖縄国際大学の澤田佳世教授が、著書「戦後沖縄の生殖をめぐるポリティクス―米軍統治下の出生力転換と女たちの交渉―」(大月書店、2014年)によりこのほど第15回日本人口学会賞を受賞した。6月に千葉県で開催された同学会大会の中で授賞式が行われた。

 「出生(しゅっしょう)力転換(人口転換)」とは、近代化に伴って多産多死から多産少死を経て少産少死へと転換していくことで、沖縄は本土より15年遅れた。その原因について澤田教授は、米軍統治下での人工中絶の合法化の遅れなど、本土との法制度格差が大きく影響したと明らかにした。

 同賞は学会員の優れた業績に対して2年ごとに授与される賞で、沖縄関係では初。澤田教授は14年に同書で第9回女性史学賞も受賞している。澤田教授の専門は人口社会学、ジェンダー研究など。

琉球新報社

最終更新:7月25日(月)16時0分

琉球新報