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ファナックの快進撃続く 今度は山梨・忍野村の本社に製品信頼性評価施設を新設

日刊工業新聞電子版 7月25日(月)14時57分配信

信頼性底上げへ知見共有

 ファナックはロボット、工作機械など製品の種類別に分かれていた信頼性評価機能を集約する。山梨県忍野村の本社敷地内に、面積2万2000平方メートル程度の大型評価施設を新設し、8月中に本格稼働する。全事業を一体的に信頼性を評価する体制に改めて検証の知見を共有する。電波暗室も導入して社内対応できる領域を広げ、評価業務を効率化する。製品の信頼性に磨きをかけ、シェア拡大につなげる。

 従来はロボット部門、小型工作機械が主力のロボマシン部門、コンピューター数値制御(CNC)装置を手がけるFA部門の各研究所に、信頼性評価機能を置いていた。集約により、加速寿命試験のデータ解析などで知見を共有化し、製品の信頼性を底上げする。

■電波暗室・加振室備える専用の大型施設
 新評価施設には電波干渉を検証する電波暗室や、振動への耐性を検査する加振室なども設置。これまで電波暗室を用いる電磁環境適合性(EMC)試験は外注していたが、社内対応によってより素早く綿密に検証できる。

 工場自動化の進展で、産業用ロボットなど生産財の分野では、機械を長期安定稼働させるための信頼性がより重要になっている。ファナックは部門間シナジーの創出と効率化により信頼性の評価機能を強化し、競争力を高める。

最終更新:7月25日(月)14時57分

日刊工業新聞電子版