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DOWAグループのメルテック、溶融炉処理能力を3割向上

鉄鋼新聞 7月25日(月)6時0分配信

 DOWAエコシステムの100%子会社で焼却灰溶融処理・人工骨材製造を行うメルテック(栃木県)は、溶融炉の増強などで処理能力を現行比30%増の約150トン/日に引き上げる。ごみ焼却灰の資源化ニーズの高まりに対応する。設備投資額は10億円弱となるもよう。新設備は18年1月ごろに稼働する予定。

 増強工事は、年に2回ある10日間ほどの定修に合わせて行う予定で、溶融炉を入れ替えて大型化するほか、付帯設備の改造なども行う。現状の処理能力は約110トン/日。また、DOWAエコシステムは同事業で国内2拠点目となるメルテックいわき(福島県)の建設を決定している(18年3月に操業開始予定)。メルテックいわきの処理能力は約150トン/日で、18年春には2拠点合計の処理能力が300トン/日にアップする。
 メルテックは、自治体のごみ処理施設などで発生する焼却灰を溶融して人口骨材を製造するとともに、金などの有価金属を分離回収する事業を手掛けている。製造された人工骨材は品質に優れ、全量が路盤材などに利用されている。また、回収金属はDOWAグループの小坂製錬(秋田県)でリサイクルしている。
 自治体のごみ処理施設などで発生する焼却灰は、その多くが最終処分場で埋め立て処理されてきたが、処分場容量の確保と再資源化ニーズの高まりから、最終処分でなく溶融処理などの再資源化を行う自治体が増加しており、今後も処理量の増加が見込まれている。

最終更新:7月25日(月)6時0分

鉄鋼新聞