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東京製鉄の4~6月期、経常減益26億円

鉄鋼新聞 7月25日(月)6時0分配信

 東京製鉄が22日発表した16年4~6月期単独決算は、売上高287億7600万円で前年同期比23・1%減、営業利益25億8600万円で同38・2%減、経常利益26億1700万円で同40・4%減、純利益24億4600万円で同39・8%減となった。数量減と販売価格の下落により前年同期比では減収減益だが、固定費などのコスト削減効果で利益は期初計画を上回った。

 4~6月の鋼材販売量は50万2千トンで前年同期比3万6千トン減少した。うち田原工場の生産量は14万6千トンで同1万4千トン増。品種別の販売比率(数量ベース)は条鋼65%(形鋼58%、棒鋼7%)、鋼板35%(薄板29%、厚板6%)。鋼材の輸出比率(金額ベース)は6・7%と前年同期比0・4ポイント上昇した。
 鋼材販売単価は5万6200円で同1万300円下落。鉄スクラップ単価は2万1500円で同4千円下落した。販価と原料の値差であるメタルスプレッドは3万4700円で同6300円の縮小となった。
 4~6月の営業利益は前年同期比16億円の減少。スプレッド縮小による減益が31億5千万円だったのに対し、電気料金の下落や製鋼の稼働率上昇によるコスト改善で15億円分をカバーした。
 また、期初計画の4~6月販売量は50万トンで想定通り。販価は想定を3800円下回ったが、スクラップ単価も1500円下回った。メタルスプレッドは想定比で2300円悪化したが、コスト改善効果により営業利益は期初計画を2億5千万円上回った。
4~9月期営業・経常益予想/5億円上方修正、50億円
 東京製鉄は22日、16年4~9月期の利益予想を5億円上方修正した。16年4~6月期の実績を反映したもの。7~9月は販売量50万トン、販価5万6200円、スクラップ単価1万9千円と想定。メタルスプレッドは3万7200円と4~6月比で2500円改善する見通し。
 4~9月期の業績予想は修正後で、売上高565億円(前回予想600億円)、営業利益と経常利益はともに50億円(同45億円)、純利益45億円(同40億円)と予想。
 下期の計画は従来通りとし、通期予想には上期の修正内容を反映した。通期の販売量は200万トンで変更なし。販価は5万6500円、スクラップ単価は1万9500円と想定し、スプレッドは3万7千円を見込んだ。

最終更新:7月25日(月)6時0分

鉄鋼新聞