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韓ポスコと台湾CSC、海外事業の収益改善進む

鉄鋼新聞 7/25(月) 6:00配信

 韓国ポスコ、台湾・中国鋼鉄(CSC)の海外鉄鋼事業の収益が改善している。これまで業績を押し下げる要因だったが、操業が軌道に乗り始めたことや需給改善などを理由に、徐々にグループ収益に貢献し始めている。

 ポスコは2016年4~6月期で海外鉄鋼事業が営業黒字化した。前年同期は1330億ウォンの赤字だったが、110億ウォンの黒字に転換した。
 特に収益改善幅が大きかったのが3事業。インドネシア一貫高炉メーカーのクラカタウ・ポスコで760億ウォン、中国ステンレスメーカーの張家港浦項不銹鋼で500億ウォン、薄板工場のポスコマレーシアで270億ウォンのそれぞれ増益だった。ただ、クラカタウ・ポスコはまだ200億ウォンの赤字にとどまる。同社初の海外一貫高炉で、海外事業の象徴的な存在でもあるため、ポスコは同事業の早期黒字化を目指していくとみられる。
 CSCのベトナムおよびインドにおける新規海外薄板事業も黒字化し始めている。CSCはここ数年、ベトナムおよびインドで薄板工場を相次ぎ稼働。海外展開を拡大するための中心事業に位置付け、操業安定化や拡販を進めてきた。操業開始以来、これら事業は赤字が続いていた。
 ベトナムの薄板事業「CSVC」は新日鉄住金との合弁で、13年からホーチミン市近郊で年産能力120万トンの薄板工場を稼働。昨年末に在庫評価益の恩恵で黒字に転換。以降、収益が改善し、16年通期黒字化も視野に入る。
 昨年5月からインド・グジャラート州で稼働している年産20万トンの電磁鋼板工場も今年5月に初めて販売量が1万トンを突破。さらに6月には営業黒字化も達成した。

最終更新:7/25(月) 6:00

鉄鋼新聞