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元オリンピック金メダリスト、ケイトリン・ジェンナーが人生最大の勝利を語る

ELLE ONLINE 7/25(月) 19:54配信

幼い頃から自意識が低く自信が持てなかったと『H&M マガジン』に語ったケイトリン・ジェンナー。 「私はジェンダーの問題を抱えていた。それは自分で克服し、誰にも話せない問題だった」。人生の転換点は小学校5年生の体育の授業。「学校全体で一番早く走れたのは私だった」ことで自信が持てたそう。

ジェンダーの問題を幼い頃から感じていたケイトリンは「ジェンダーの問題をかかえていると、人から自分を切り離す傾向がある。もちろん誰かに知られるのをとても恐れている」。彼が最初に話したのは最初の妻のクリスティ。「結婚してから話した。彼女はとてもショックを受けていたけれど、わたしにとっては人生で一番自由になれた瞬間だった。人に対して本当の自分を見せることができたのです」。その後オリンピックに出場、陸上で金メダルを取ったケイトリン。「スポーツは私にとって常に素晴らしい存在でした。本当の自分から自分を切り離すことができたから」とも。

彼が性転換を決めたのはなんと今から30年以上前の34歳のとき。トランジション専門の病院へ行き、カウンセリングやセッションを受けたときには「理解してくれる知力を持っている人に話すことができて自由を感じた」。40歳までには女性に変わりたいと思っていたけれど39歳のときに思いとどまってしまったそう。

その後クリス・ジェンナーと結婚し、ケンダル・ジェンナーとカイリー・ジェンナーという2人の子どもをもうけたケイトリン。子どもは「人生で手に入れたもので一番誇りに思っている」そう。

昨年、女性になることを再び決意し実行に移したケイトリン。雑誌で性同一性障害を告白し、女性としてグラビアを飾ったときには「鏡の中に自分自身を見ることができたのはそれが初めてだった。この人間はずっと私の中にいた。あのとき初めて外に出てきたのです」。オリンピックで金メダルを取るという偉業を成し遂げているけれど人生最大の勝利はメダルではないそう。「朝起きたとき、自分自身であること。それが最大の勝利」。
(text : Yoko Nagasaka)

最終更新:7/25(月) 19:54

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