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世界で暑さが猛威振う理由

ハンギョレ新聞 7月25日(月)20時49分配信

1~6月の気温、過去50年間で3番目に高い 世界気象機関「史上最高に暑い年」 温室効果ガス増加し、氷河の減少が原因

 今年の地球の平均気温が史上最高値を記録するという世界気象機関(WMO)の見通しが発表された中、韓国も例外なく「暑い1年」を迎えていることが分かった。

 24日、気象庁の危険気象監視システムの気候分析資料によると、今年上半期(1~6月)の全国平均気温は10.39度で、1966年以来3番目に高い年に記録された。6月だけを見ると、22.01度で、50年間で4番目に高い数値だ。

 最近、3年間、全国の上半期平均気温はすべて10.3度を超えた。これは平年(1981~2010年、9.39度)に比べて1度以上高いもので、全世界的な気候変化の影響が朝鮮半島にも定着したものと見られている。

 こうした韓国の気候変化は地球的傾向と一致するものだ。世界気象機関は今月22日、米海洋大気局(NOAA)と宇宙航空国(NASA)などの資料を分析し、産業化が本格化する前の19世紀と比較し、2016年上半期(1月から6月)の地球の平均気温が1.3度も高いことが分ったと発表した。特に、先月まで14カ月連続で毎月最高気温の記録を更新しており、1984年12月以降378カ月連続で20世紀の月平均気温を上回っているものと把握された。これは全世界の温室効果ガスが増加し、熱い空気が地球大気圏内に閉じ込められたことで、北極の海氷と全世界の氷河が減少したからだ。今年6月の温室効果ガスの濃度は407ppmで、昨年6月より4ppmも高く、夏の北極の氷の大きさは1970~80年代の夏の40%レベルに留まっている。世界気象機関のペッテリ・ターラス(Patteri Taalas)事務局長は報道資料を通じて、「地球は依然として、温室ガスの落とし穴に閉じこめられている。これは熱波と極限の豪雨そして熱帯性サイクロンの(生成)可能性が高まったことを意味する」と述べた。

 「最も暑い年になるだろう」という世界気象機関の見通しのように、韓国もまた暑い夏を迎えている。この5月20日、ソウルでは猛暑注意報が今年に入って初めて発表された。春の猛暑注意報は発表されるのは極めて異例のことだ。昨年、ソウルで初の猛暑注意報は7月10日だった。

 世界各国もまた記録的な暑さに苦しんでいる。上海や浙江省、江蘇省、福建省など中国東南部海岸地域は、22日から日中の最高気温が38~40度に達する猛暑が続いている。この地域には最高段階の猛暑警報である「高温紅色警報」が発令された。

 英国でも暑い日が続いている。英国南部のオックスフォードシャー州は今月17日、今年に入って英国で最も暑い33.5度を記録したと英BBC放送が報じた。ノースヨークシャー州では熱せられた線路が曲がる現象も起きた。米国でも、今年22日までワシントン州を除いた48州で気温が32度を超える猛暑が続き、「ユナイテッド・スウェッツ・オブ・アメリカ」(United Sweats of America<汗で一つとなった米国>)とまで言われている。 米国海洋大気局気候予報センターは今年8~10月、20年ぶりに初めてすべての地域で気温が平年を上回ると予想した。

ウム・ソンウォン、ナム・ジョンヨン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

最終更新:7月25日(月)20時49分

ハンギョレ新聞