ここから本文です

生活や健診のデータ分析し健康寿命日本一目指す 和歌山県

紀伊民報 7月25日(月)16時45分配信

 和歌山県は本年度から、県民の生活習慣や健診結果、死因などのデータを地域や年代、男女別などで分析し、効率的に健康を推進しようと取り組んでいる。例えば健康度の高い市町村の要因が明らかになれば、それを盛り込んだ施策を検討する。県健康推進課は「データ分析から県民の健康づくりを推進し、将来的に健康寿命の日本一を目指したい」としている。

 健康状態を各種の指標で見えるようにし、健康推進の対策を検討する事業で、本年度着手した「健康わかやま推進プロジェクト」の一環として実施する。健康で生活できると期待される「健康寿命」の2013年県内の数字は、男性71・43歳(全国20位)、女性74・33歳(全国28位)。これをさらに伸ばし、将来的に全国一を目指すという。

 県が、県民の約6割をカバーする国民健康保険と全国健康保険協会(協会けんぽ)から、40歳以上が受診する特定健診や医療費のデータを入手。腹囲や血液検査などの検診結果や飲酒、喫煙、運動、間食などの生活習慣、死因などを人口動態のデータと併せて分析する。

 市町村や保健所管内単位などの地域、性別、年代などの差やその要因を把握し、健康度の底上げを目指す。

 また、全国と比較し、死因ごとの死亡率の抑制も目指す。県内の15年度がんの死亡率(人口10万人当たり、概数)は355人で、全国平均の295・2人を大きく上回る。また、心疾患も217・8人で、全国平均156・3人より高いなどの特徴がある。

 県は県内外の研究者や大学教授、健康保険関係者ら有識者6人による「健康わかやま推進提言委員会」を設置。7月上旬の第1回会合では、活用するデータの確認などをした。

 会合は本年度あと3回開き、分析したデータを基にした施策をまとめ、来年3月に知事に提言する予定。

最終更新:7月25日(月)16時57分

紀伊民報