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笠鉾が市街巡る にぎやかに田辺祭

紀伊民報 7月25日(月)16時45分配信

 和歌山県田辺市東陽、闘鶏神社の例大祭「田辺祭」が24、25日に営まれた。笛や三味線、太鼓で軽快なお囃子(はやし)を奏でながら、趣の異なる8地区の笠鉾(かさほこ)が巡行して市街地の祭りムードを盛り上げた。

 24日午前9時前、ご神体をのせた神輿(みこし)が闘鶏神社から江川漁港(田辺市江川)内の御旅所に向かった。神輿には警護役や引き手、山伏ら計約300人が行列をつくり、狩衣(かりぎぬ)などで着飾った稚児3人が乗る流鏑馬(やぶさめ)の馬3頭が続いた。

 神輿は本町で各地区の笠鉾や衣笠と合流し、連なって御旅所に向かった。御旅所では市内の小中学校、高校の児童や生徒10人の舞姫による舞の奉納などがあった。その後、流鏑馬の馬や住矢(すみや)、笠鉾が潮垢離(しおごり)をした。

 潮垢離を終えた笠鉾、馬は市街地を巡行。笠鉾と衣笠は午後5時45分ごろに闘鶏神社の鳥居前に並んだ。鳥居近くには食べ物などの出店が並び、多くの人でにぎわった。

 午後9時半ごろ、子どもらの掛け声やお囃子の音とともに笠鉾や衣笠が旧会津橋に並んだ。全てが引きそろうと街灯が消され、電飾や赤いちょうちんが柔らかな明かりを会津川の水面に投げかけて昼間とは違う風情を見せた。

 神社総代長の武井昭和さん(87)は「日曜なので例年になく人が多い。にぎやかな祭りになってうれしい」と話した。

 25日には夜明け前に「暁の祭典」があり、8人の舞姫が「浦安の舞」を優雅に舞った。午後0時半ごろ、「七度半の使い」の儀式があり、笠鉾の巡行が再開した。

最終更新:7月25日(月)16時45分

紀伊民報