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カナザワ映画祭、10周年で幕 会場の確保困難に

北國新聞社 7月25日(月)3時4分配信

 かなざわ映画の会が毎年9月に開催してきた「カナザワ映画祭」(北國新聞社後援)が、10周年を迎える今年で幕を閉じる。会場として使用する金沢都ホテル・セミナーホール(旧金沢ロキシー劇場)に再開発計画が持ち上がり、同会が来年以降の開催が難しいと判断した。今年は9月17日から過去最長の9日間、過去最多の56作品を上映し、最後の開催を映画ファンと共に盛り上げる。

 同会は、市内の映画愛好者らが集まり2007年に発足した。同年から映画祭を開催し、映画監督らをゲストに迎え、日本未公開作の上映や、ギミック(仕掛け)映画の特集、大音響で名作を見る「爆音上映」など、さまざまな企画を展開してきた。ファンは全国に広がり、昨年は5日間で5千人を動員した。

 12年からは、金沢ロキシー劇場、金沢ニュー東宝劇場として親しまれた金沢都ホテル・セミナーホールを映画館として「復活」させ、会場としてきた。来年以降、適当な会場が見つからないことから今年限りの開催を決めた。

 今年は、過去の映画祭で人気のあった作品や企画を楽しんでもらう。横安江町商店街に大スクリーンを設置しての「マッドマックス 怒りのデス・ロード」の野外爆音上映や、スクリーンの登場人物と一緒に歌い踊る「パフォーマンス上映」などを企画している。映画監督の黒沢清さん、俳優のダンカンさんらを審査員に迎え、自主映画コンテストも実施する。

 小野寺生哉代表は「10周年の今年を全力投球で盛り上げたい」と語った。

北國新聞社

最終更新:7月25日(月)3時4分

北國新聞社