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落雷直撃の男性、回復へ ビーチスタッフの対応奏功

沖縄タイムス 7月26日(火)6時5分配信

 糸満市西崎町の「美々ビーチいとまん」で落雷が直撃し、意識不明の重体となった宜野湾市の会社員男性(40)は25日、搬送先の病院で治療を受けている。男性の家族によると、男性は意識不明のままだが自発呼吸は安定し、回復に向かっているという。糸満市消防本部は、落雷直後に救護したビーチスタッフの迅速な初動対応を評価した。
 病院へ見舞いに来た男性の母親は「雷が落ちた胸の辺りにやけどと、転倒した時のけがが額にあるが、ほかに外傷はない。医者からも大丈夫と言われたから、今日は笑顔で帰れる」とホッとした様子だった。
 同消防本部は、男性が一命を取り留めた要因に、落雷で心肺停止となった男性に心肺蘇生法や自動体外式除細動器(AED)を行ったビーチスタッフの対応を挙げた。
 ビーチのライフガードサブチーフ、上原壮八さん(41)によると、マニュアルでは、事故者がいた場合、AEDを持って向かい、意識の有無を確認。2次被害を避けるため、事故者を安全な管理事務所まで運び、心肺停止の場合、心肺蘇生法やAEDの応急処置を行っているという。
 安全管理責任者の金城正さん(42)によると、事故があった24日の営業終了後のミーティングで「マニュアル通り、迅速に行動することをスタッフ同士で確認した」と話した。
 同ビーチでは翌25日午後2時ごろにも、沖に黒い雲が立ちこめ雷鳴が響いたため、雷の音が鳴ってすぐ、家族連れら遊泳客数十人に海から上がるように指示を出した。太陽が出てくるのが確認できるまでの約2時間、避難は続いたという。

最終更新:7月26日(火)18時9分

沖縄タイムス