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『チョコットランド』夏の大型アップデートで新職業“シルドセイバー”実装! サマーアニバーサリーイベントで熱くなれ!

ファミ通.com 7月26日(火)0時2分配信

文・取材:ライター イズミロボ・ササ

●クエスト再体験でゲームの歴史が紐解ける!
 NHN ハンゲームが運営するオンラインRPG『チョコットランド』が、“サマーアニバーサリー”と称した、夏の大型アップデートを実施する。アップデートの2本柱は、新イベント“アカシック・ライブラリー”の開催と、新職業“シルドセイバー”の実装だ。『チョコットランド』プロデューサーである星野公人氏の解説コメントも交えながら、その概要を紹介していこう。

 最初に紹介するのは、2016年7月27日よりスタートする大型イベント“アカシック・ライブラリー”。『チョコットランド』の歴史がすべて記録された“世界図書館”という位置づけになっており、イベントでは昔懐かしい物語を振り返りながら当時のクエストが楽しめるようになっている。ストーリーは15話ほど、クエスト数は160程度になるとのことで、なかなかのボリューム感だ。

 「昔のイベントを単に復刻させるわけではなく、物語形式にして読み進められるようにしています。重要なポイントでは、クエストをプレイしてもらい、いままでのゲームの歴史を体験してもらえるような内容になっています。昔からのユーザーには懐かしく感じてもらえるでしょうし、スマートフォン版から入った人には、いままで知らなかった各キャラの登場時のエピソードなどを、あらためて確認してもらえると思います」(星野氏)。

 システムもスマートフォンに対応して、一部見直しがなされているとのことで、過去のイベントの単なる復刻というよりは、再構築と言ったほうがしっくり来る。こうしたイベントを企画した背景には、Twitterなどでのプレイヤーとの交流も一因としてあると、星野氏は語る。

 「サービスも9年目を迎え、いまはプレイをやめてしまった方ももちろんいますし、そういった方からのゲームを懐かしむコメントを、Twitterで多くいただいていたんですね。ならば、懐かしいと感じているお客さんがゲームに戻ってくるようなきっかけを作ろうと、歴史を振り返られるイベントを考えたんです」(星野氏)。

 記録の管理・監視をするキャラとして館長のクオリア、司書としてテラーが登場する。ふたりとも『チョコットランド』ではおなじみの古参キャラクターだが、ようやくその役割が明らかにされ、スポットライトを浴びた形だ。

 この“アカシック・ライブラリー”のイベントでは、クエストで手に入る景品として、なんと250種類以上を用意。過去に登場したイベントアイテムも数多く入手できる。なかでも注目は、人気の高い“にゃんこ装備”をモチーフにしたペットだ。

 このペットは敵のステータスをダウンさせるデバフスキルを使用可能。にゃんこは4種類で、それぞれ相手の攻撃力・防御力・魔法攻撃力・魔法防御力をダウンさせるスキルを習得する。スキルは合成で掛け合わせることが可能だ。たとえば“攻撃力ダウン”タイプと“防御力ダウン”タイプを合成すれば、そのふたつのスキルが使えるにゃんこを生み出せる。また同じ“魔法攻撃力ダウン”タイプの2匹を合成すると、魔法攻撃力ダウンスキルがさらにパワーアップしたにゃんことなる。スキルを幅広く覚えさせるか、ひとつに特化するかという、育成方を考える楽しみも大きな魅力になってきそうだ。

 「同じタイプを合成させるユーザーが多くなるのでは、といった予想をしています。バラけさせるよりは、最大のスキル効果を発揮できるように特化して育て上げていくほうが、のちのちバトルで役に立つという考えかたですね」(星野氏)。

 イベント開催期間は、2016年7月27日から2016年9月14日まで。基本的には、過去のストーリーやクエストを体験できるこのイベントだが、8月17日には追加アップデートとして、“アカシック・ライブラリー”独自の新たな物語が実装される。こちらでは、ユーザーも知らなかった『チョコットランド』の過去が、5ストーリー&26クエストほど公開される予定。さらに今後も随時内容を追加し、歴史のライブラリーを充実させていく方針とのことなので、これからの展開も大いに楽しみだ。

●新職業“シルドセイバー”、ついに見参!
 夏のアップデート“サマーアニバーサリー”では、新職業が登場することも明らかとなった。こちらはイベント“アカシック・ライブラリー”よりやや遅れて、8月10日からの実装となる。

 注目の新職業“シルドセイバー”は、ホーリーナイトの上位・3次職で、転職条件はホーリーナイトLV70。ホーリーナイトはもともと守備力が高くてタフな“壁役キャラ”だったが、シルドセイバーは3次職最大の防御力を誇りながら、近接戦闘が得意という側面も持つ。イメージイラストは下のとおりで、体の周囲に防具が浮かんでいるような、一風変わったキャラクターデザインとなっている。

 「デザインは、過去最大級に難航しましたね。壁役なので防御力があるようには見せたいのですが、大きな盾を持たせると、どうしても重くて動きが鈍いイメージになるんです。ですので、体の左右に防具を浮遊させてみました。この防具は手の指を形どっていて、手を広げて体を守るというイメージです。壁役ながら攻撃もできるという設定なので、両手が使える態勢にしたかったという狙いもあります」(星野氏)。

 またシルドセイバーという名前については、「単純に、盾&剣ですね。シルドはそのまま盾でのシールド。セイバーは剣のサーベルとも通じますし、聖職者的な役割のキャラなので、救世主という意味でも、セイバーと名付けました」(星野氏)とのことだ。

 前回の“アベンジスタ”より、久々の3次職実装となるが、職業追加についてはいろいろと悩みもあると星野氏は語る。

 「新職業が出ると、従来の職業の需要や価値が下がってしまう傾向があるんですね。こっちが強いから、もうあの職業は使えなくなってしまう、と。シルドセイバーについても、キャラとしての立ち位置をどうしようかと、いろいろ検討しました。結果、超近接タイプのインファイト型という設定にして、スキルのバランスなども調整しました。ダメージはほかの職業よりは上ですが、ダメージ効率はそれほど高くない。射程が短く、重い一撃を放つというスタンスのキャラですね」(星野氏)。

 モンスターとの距離適性を示したのが、下の図だ。これならほかの3次職ともダブることはない。シルドセイバーの登場で一気にほかの職業が弱体化し、使われなくなるといった心配はなさそうだ。

●固有のスキルで新しいバトルスタイルを展開!
 続いては、攻撃特性などを詳しく紹介しよう。まず固有のアビリティとして重宝するのが、“クリティカルセーフ”。これはモンスターから攻撃された際に、クリティカルを一定割合で無効化するという効果を持つ。レベルを最大にすると、クリティカルを一切受けずに、気絶することなく安定した戦いを行うことができるのだ。

 「壁役に事故があった瞬間には、パーティーが全滅してしまう危険性があります。とくに事故率が高いのが、クリティカルのダメージを受けた場合ですよね。その心配がなく戦えるという点で、ほかの職業と少し差別化ができるのかなと思います」(星野氏)。

 ほかに情報公開されたスキルは5つ。ちなみに“シルドセイバー”では、スキルはすべて、ワンタップで発動できる仕様となり、簡単操作を実現している。スマートフォンユーザーが増えている昨今の状況に合わせた、親切な仕様変更だ。

 “シルトガード”は、オン&オフで発動を切り替える、新感覚のスイッチスキル。オン状態なら、移動せずに盾をかまえ続けて、受けるダメージを一定割合で軽減することができる。

 「守備力はアップしますが、その場から動けなくなります。ただ移動できないだけで、攻撃はできるようにしています。ボスの前に陣取って殴り合うようなタイプのスキルです」(星野氏)。

 周囲を一掃できる、回転斬りのようなイメージのスキルが“ラウンドスラスト”。武器を振り回すことで、自分の周りにいるすべてのモンスターにダメージを与えることができる。スキルレベルが上がれば、連続発動も可能となるため、敵のターゲットを取り続けやすい。

 「周りのモンスターを叩けるスキルですが、コンセプトのメインとして考えたのは、じつはターゲット取りなんですよ。このゲームではボスに接近して叩いている最中にも、取り巻きが多く出てくるので、そうしたザコのターゲット取りに有効です。また、ほかの仲間がボスに狙われているとき、ボスのターゲットを自分に引き寄せるといった使いかたもできるかと思います」(星野氏)。

 星野氏が目玉として推すのが、強力な攻撃スキル“セイクリッドスピア”だ。これは聖なる力をチャージしたあと、一気に放出することで、目の前にいる複数のモンスターに大ダメージを与えるスキル。加えて、モンスターの防御力を一定割合で無視して、ダメージを与えることができるという特徴を持つ。ボス戦などでは非常に有効なスキルだ。

 「威力が大きいぶんチャージ時間は長めですが、詠唱時間の短縮アイテムの使用で、使い勝手はよくなるはずです。スキルレベルを上げてアイテムを併用すれば、かなり強力な技になると思います。ちなみに詠唱時間の短縮アイテムは、“アカシック・ライブラリー”のイベントで入手できますので、ぜひチャレンジしてください」(星野氏)。

 同じマップにいる全パーティメンバーに、“モアターク”と“マモアール”を同時にかけられるスキルが、“ミナアタマモール”。つまりは全員の攻撃力と守備力を一時的にアップさせることができるという、便利なスキルだ。その効果の度合は下位職プリ―ストでのスキルレベルに依存し、この“ミナアタマモール”自体のレベルを上げることで、さらにボーナス効果がプラスされる。

 「ふたつの効果をまとめたスキルで、ワンタップでマップの全員にかけられます。スキルレベルが上がると、もちろん効果の上昇率も高くなりますよ」(星野氏)。

 最後に紹介する“デフダイン”は、キャラクターの攻撃力を防御力に変換できるという、ちょっと特殊なスキル。たとえば100ある攻撃力を1にして、そのぶんを防御力に加え、守りを鉄壁にすることができるのだ。ただしその変換効率はスキルレベルによって違い、レベルが低い場合、100の攻撃力を使っても、防御力は数%ほどしかアップしない。いかにレベルを上げ、効率よく攻撃力を防御力に振り分けていけるかが、このスキルのポイントだ。

 「どちらかというと、完全に壁役に特化したいというプレイヤー向けのスキルではありますね。攻撃を捨ててひたすら守備に徹したいというシチュエーションを考えて、用意しました」(星野氏)。

 いままでにないタイプのスキルも導入され、新たな戦い方が楽しめそうな“シルドセイバー”。壁役を極めるのか、攻撃面も充実させるのか。プレイヤーにより、育成の方向性も大きく変わってきそうだ。

 「まずは多くの方が、防御力特化型に寄せてキャラを作っていくことになるのかなと思います。でも運営側としては、いろいろと攻撃面でも考慮したので、ぜひ攻撃も楽しんでもらいたいところですね。防御+攻撃という2面性を持つこのキャラで、ユーザーの皆さんがどういった反応を示すのか、とても楽しみです」(星野氏)。

●まだまだ今後もお楽しみ企画はいっぱい!
 アップデートの主軸となる、イベントと新職業に関しては以上となる。補足として、オマケのお得情報をいくつか紹介していこう。

 まずは、ふたつのキャンペーンについて。“経験値9倍☆アイテムプレゼント”は、そのタイトルどおり、獲得経験値が9倍になるブーストアイテムを、もれなくプレイヤー全員にプレゼントするという内容だ。受け取り期間は2016年7月27日~2016年9月14日まで。配布個数は、ひとり3個までとなっている。

 もうひとつは、2016年8月3日スタートの、“初心者&カムバック応援キャンペーン”だ。これは初めて遊ぶかたと、2016年5月18日以降に『チョコットランド』をプレイしていないかたが対象となり、もれなくレアアイテムがもらえるという内容。そのアイテムとはなんと、必ずステータス爆発(※)が起こる、レアな“ハコスラ”だ。

(※最大レベルまで成長させた際にステータスが大幅にアップすること)

 「9周年ですので、獲得経験値はやっぱり9倍にしました。もうひとつの“ハコスラ”プレゼントについては、必ずステータスが爆発するということが、大きな魅力になるのかと思います。上位版として“キングハコスラ”が存在しますが、ステータスが何倍も高いわけでもないので、この“ハコスラ”でも十分に、お伴として連れていける強力なペットになるはずです」(星野氏)。

 最後に星野氏は、今回のアップデートとはべつに、『チョコットランド』に関する今後の大きな取り組みという点についても語ってくれた。そのテーマは3つあり、(1)ペットの新たな遊び場、(2)上位ユーザーの遊び場と新報酬、(3)一風変わった要素の追加、となる。新たな取り組みの背景には、『チョコットランド』も9周年を迎え、アップデートが予定調和的な内容になってきたという面があると、星野氏は言う。

 「ユーザーの期待値どおりと言えば聞こえはいいのですが、逆に言うと想定内、これまでと同じという面が強くなってきました。今後はそうではない部分の新たなアップデートに取り組んでいきたいと思い、情報発信も積極的にしていきたいと考えています。長期的なコンテンツを目指す中で、いつも同じようなアップデートなら、ユーザーも飽きてしまうと思いますから」(星野氏)。

 ひとつ目のテーマは、ペットの新しい遊び場を提供すること。ペットを捕獲するイベントは多く開催されているが、ペットの使い道が少ないのが実情だ。そこでペットがメインとなった戦いの場を用意しようというのが、この企画の趣旨となる。バトルではペットを直接操作するわけではないが、ペット系職業はこれまでどおり命令はできる方向で細部を調整中だという。

 「ペットでしか戦えない場所ですね。いろいろな属性のペットに、どんなスキルを覚えさせたらいいのか、ペットをどう組み合わせて戦えばいいのかという考えが必要となってきます。バトルでは、ペットの成長をサポートする、直接ステータスを上げられるような報酬を用意する予定です」(星野氏)。

 星野氏によると、2016年6月に最強ボスをリリースした際、PC版のユーザーからは「簡単すぎる」という意見が多く、逆にスマホ版ユーザーに目を向けると、初週のデータではひとりしかクリアーできていなかったそうだ。ユーザーの格差が激しい状況が続いているなかで、ダンジョンの見直しとして出てきたふたつめのテーマが、上位ユーザーの遊び場と新報酬の追加。コンセプトは、“単純に敵の強さに依存しない方向性の上位ダンジョン”だ。

 「いままでの最強ボスがいるようなダンジョンは、クリアーできるかできないか、結果としては0か1なんですよね。それを、0.5の結果もあるようなものにしようと思ったんです。ある程度のレベルなら誰でもクリアーはできて報酬ももらえますが、加えて戦闘内容の評価が高ければ、さらにボーナスが入手できるというイメージですね」(星野氏)。

 クリアー自体で報酬は手に入るが、たとえば「気絶ナシでボスを倒す」といった縛りを達成するためには、さらに高度な戦いかたが要求される。たしかに単純にボスが強いよりは、挑戦意欲は高まりそうだ。ただ戦闘バランスやユーザーのモチベーションなど、考慮すべき点は多く、具体的にどんな縛り・条件や報酬なら楽しんでもらえるか、現在いろいろと検討しながら調整中とのこと。

 3つ目のテーマは一風変わった新要素の追加だそうだが、その要素は「???」とある。これはどういうことだろう?

 「まだ決定していませんが、3文字であることは確定です。(1)(2)のテーマともに、ユーザーの要望も見据えた企画ではありますが、この(3)については、こうなるだろうというユーザーの予想をちょっと外した方向で考えています。反応については正直、未知数ですね。今回のタイミングで公開したかったのですが、いま内容がちょっと揺らいでいて、最終的に嘘つき呼ばわりされないように、発表はちょっと先伸ばしにしました。申し訳ありません!」(星野氏)。

 ファンにとっては気になるところだが、星野氏によると、「3つのテーマそれぞれが、まったく新しい何かを作るわけではなく、既存のものに絡めてのブラッシュアップになります」とのことで、このコメントが何かしらのヒントになるかも? ちなみにこれら3つの取り組みは、年内中に実装する予定で進んでいるそうなので、今後の詳細発表に注目しよう。

最終更新:7月26日(火)0時2分

ファミ通.com

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。