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『Halo Wars 2』は、超凶悪な敵と、人間味のあるAIが魅力的【コミコン 2016】

ファミ通.com 7月26日(火)0時37分配信

文・取材・撮影:編集部 古屋陽一

●けっこうハードな展開が待っていそうです
 2016年7月21日~7月24日(現地時間)、アメリカ・サンディエゴのコンベンションセンターにて、エンターテイメントコンテンツの祭典、San Diego Comic-Con International 2016(通称:コミコン)が開催。ここでは、会期2日目に行われた『Halo Wars 2』のパネル”“の模様をお届けしよう。

 登壇したのは、Halo Entertainmentのスタジオヘッドにして343 Industriesのエグゼクティブプロデューサー、キキ・ウルフキル氏をホスト役に、クリエィティブ・ディレクター、フランチャイズ フランク・オコナー氏、スタジオヘッド・オブ・ストラテジーゲーム ダン・アユーブ氏、ナラティブデザイン・ディレクター ケビン・グレース氏、そしてブラー・スタジオ シネマティック・ディレクターのデイブ・ウィルソン氏。それに本作にてAIのイザベル役を演じる女優のエリカ・ソトさんだ。

 まずは、コミコンに合わせて公開された、最新動画をご覧いただこう。

 冒頭でフランク・オコナー氏は、「“Haloユニバース”をRTSで見ることができてとてもうれしいです。このゲームができるDNAはもともと“Haloユニバース”にあったので、RTSというジャンルでもバランスが取れました。『Halo Wars 2』は、初めて遊ぶ人でも共感していただけると思います」と説明した。

 本作の時代設定は、前作から20年後。クルーが“クライオススリープ”という、いわゆるコールドスリープから覚めるところから始まるようだ。「20年が経過して、何が起こっているか、まったくわからない状態に放り込まれるんです」(アユーブ氏)とのこと。「異なる設定で、ゆざぶりをかけたかった」(ウィルソン氏)とのことだが、ここでプレイヤーに対しては、壮大なストーリーがほのめかされるとともに、超強大な敵の存在をも知ることとなる。スパルタンですら手こずるほどの手強い敵だ。

 プレイヤーの前に立ち塞がる敵は“Atriox”。「本作のカギを握る存在です。彼の目的はゲームを進めていくうちに徐々にわかってきますが、とても強くて知的能力も高い、いままでにないようなすばらしい悪役です」(ウィルソン氏)とのことだ。当然のこと、“Atriox”の部下も手強くて、“シップマスター”という、狡猾な傭兵も出てくるという。

 プレイヤーの前に立ち塞がる敵は“Atriox”。「本作のカギを握る存在です。彼の目的はゲームを進めていくうちに徐々にわかってきますが、とても強くて知的能力も高い、いままでにないようなすばらしい悪役です」(ウィルソン氏)とのことだ。当然のこと、“Atriox”の部下も手強くて、“シップマスター”という、狡猾な傭兵も出てくるという。

 本作には、強大な敵とともに、新たな味方も登場する。ロジスティックAIのイザベルだ。ロジスティックAIというのは、「食料や電気などのライフラインを調達する責任者です。戦争というものを知らないので、ナイーブな一面も持っています。若いAIで、いろいろなことに興味があり、ストレスを感じることもあります。人間的なキャラクターと言えるでしょう」(オコナー氏)とのこと。どうやら、“プレイヤーの視点を代弁する”という立ち位置もあるようだ。

 そんなイザベルを演じるのは、女優のエリカ・ソトさん。本作で初めてゲームの仕事をするというエリカさんは、「『Halo』シリーズのことはもともと知っていましたが、イザベル役を演じるにあたっては、さまざまなリサーチを行いました。聖書の内容を思わせる、壮大なストーリーがすばらしいと思います」と語る。自身が演じるイザベルに関しては。「頭脳明晰ですが、荒削りで感情の起伏が激しいところがあります。恐れずに何かを愛するという一面もあるので、彼女には共感しました。さまざまな欠点を持っているキャラクターということで、一般的に考えられているAIとは違う、人間味のあるキャラクターになっているようだ。ちなみに『Halo Wars 2』では、本作の舞台のひとつとなる“Ark”の探索では、イザベルの調査が重要なカギを握るとのことだ。

 シネマティックパートも本作の見どころのひとつ。前作リリース時(2009年)からのテクノロジーの進化が、シネマティックパートの臨場感を高めることに貢献した。ウィルソン氏はこう語る。「2007年には、1回で全部のパフォーマンス・キャプチャーを行うことは不可能でした。頭や腕など、パーツごとに別々にキャプチャーして、最終的にはそれをいっしょにしなくてはならなかったんです。それがいまは一度で、身体、顔、音声をキャプチャーできるんです。しかも、全員いっしょにできるので、よりナチュラルな感じで演じられるわけです」。

 パフォーマンス・キャプチャーに関しては、エリカさんも「まばたきが大事だということを知りました。“宇宙船の上にいる”、“バトルの渦中にある”などと、イマジネーションを働かせながら演じました。とても楽しかったです!」とのことだ。


 ウィルソン氏によると、エリカさんはキャスティングの最後に毛色の違った女優さんとしてオーディションしたという(おもにシェイクスピア劇を演じる女優さんだったのだとか)。ウィルソン氏は、エリカさんをオーディションしてみて、彼女が独特の雰囲気をまとっていることに気づいたという。「彼女は想像力豊かでした。それは、特別な俳優でなければできないことで、彼女との出会いはとても特別なものでした」とウィルソン氏。エリカさんが演じるイザベラも、本作で注目したいポイントと言えるだろう。

 最後にキキ・ウルフキル氏から、「『Halo Wars 2』のストーリーをひと言で要約すると?」との質問が投げかけられた。この問いについてのゲスト陣の口からは、「世界が地獄に落ちたとき、何を守るのか?」(グレース氏)、「ファミリーがいっしょになって何を見つけるのか?」(ウィルソン氏)、「ほとんど勝ち目ないときにどうするのか?」(エリカさん)、「勇気と知性。人は有事にどのように順応するのか?」(オコナー氏)といった言葉が聞かれた。これらのコメントを聞く限りでは、相当ハードなストーリーとなりそうだ。

最終更新:7月26日(火)11時36分

ファミ通.com

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。