ここから本文です

【ドイツ】Ifo企業景況感、7月は悪化:ブレグジットの影響は軽微

NNA 7月26日(火)9時0分配信

 Ifo経済研究所は25日、7月のドイツの企業景況感指数(2005年=100、季節調整済み)が108.3ポイントとなったと発表した。前月から0.4ポイント低下。ただ市場予想は上回っており、英国の欧州連合(EU)離脱決定は現段階ではドイツ経済に大きな影響を与えていないようだ。
 
 Ifoは毎月、国内の約7,000社を対象にアンケート調査を実施。現在の景気に対する見方を示す「現況指数」と半年後の見通しを示す「期待指数」を元に景況感指数(総合指数)をまとめている。7月は現況指数が114.7ポイントと、前月から0.1ポイント上昇。期待指数は102.2ポイントで0.9ポイント下がった。
 総合指数を業種別に見ると、製造業は1.1ポイント低下。現況指数が引き続き上向き、設備稼働率は84.7%と0.3ポイント伸びた。一方、期待指数は落ち込み、特に自動車業界で悲観的な見方が広がった。
 建設は0.6ポイント伸び、東西統一以降で最高を更新。小売りは2.2ポイント上昇したが、卸売りが3.3ポイント低下した。現況指数が大きく下がったためだが、期待指数は依然として楽観的な水準を維持している。
 Ifoのクレメンス・フュースト所長は今回の結果から、ドイツ経済は回復力を見せつけたとコメント。ただ、同研究所のエコノミスト、クラウス・ウォールラーベ氏は英国のEU離脱決定により、ドイツの今年の国内総生産(GDP)成長率が0.1ポイント押し下げられ、1.7%になるとの見方を示した。また、ブレグジットによる不透明感は一部産業にのみ響いたと分析する一方、過去1週間にドイツで発生した市民を狙った一連の攻撃が向こう数カ月の景況感に悪影響を及ぼす可能性を指摘している。

最終更新:7月26日(火)9時0分

NNA