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新井 最短27日M点灯も「興味ない」 今も残る「メークレジェンド」の記憶

デイリースポーツ 7月26日(火)6時59分配信

 広島・新井貴浩内野手(39)が25日、ナインの総意を代弁した。26日からの2位・巨人との直接対決3連戦で2連勝すれば、最短27日に優勝マジック「38」が点灯する。悲願達成へのカウントダウンが始まるが、気持ちに変化はない。開幕当初と同様に、一戦必勝の精神でグラウンドに立つ。

 開幕前に誓ったのは一戦必勝。どんな状況下でも、初心を決して忘れない。それは優勝マジックが点灯しようとも同じ。新井が真っすぐな視線で言葉に力を込めた。

 「優勝マジック?全く興味がない。今まで通りのスタンスで戦う。戦い抜く。一戦、一戦をね。そこ(マジック)を考えてやっても、ロクなことはないんだから。つこうが、つくまいが、目の前の試合を必死に戦っていくだけ」

 26日から2位・巨人との3連戦に臨む。現在のゲーム差は「10」で、残りの直接対決は12試合。2連勝すれば優勝マジック「38」がともる。最後に優勝した25年前の91年は、10月に入ってから点灯した。7月中となれば、超異例の速さと言っていい。

 新井には苦い思い出がある。阪神時代の08年、巨人に最大13ゲーム差をひっくり返され優勝を逃した。「メークレジェンド」だ。わずかであったとしても、気の緩みや隙を見せれば一瞬で足をすくわれる。だから、結果が出ても出なくても気持ちをリセットし続けてきた。平常心で毎日を戦い抜くことが何より重要だと知っている。

 チームメートの思いも同じだ。首位独走に安住している選手は誰一人としていない。黒田が「全員がそんなこと(優勝マジック点灯)は思ってないでしょうね。いきなり10も20も減るわけじゃない。やってきたことを継続するだけ」と言えば、丸は「貯金を増やしていくことしか考えていない」と意気込んだ。また鈴木は「自分がしっかりと結果を残すことが大事。それがチームのためになる」と言い切った。

 6月中旬から破竹の11連勝をマーク。勢いそのままに、球宴後も4勝2敗と確実に白星を積み重ねている。残り50試合。新井は「一試合、一試合」と手綱を締めた。前を見過ぎず、一歩ずつ着実に歩む道の先に、まぶしい光が待っている。

最終更新:7月26日(火)7時38分

デイリースポーツ

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