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Part.2 SKY-HIが音楽をする喜びを噛み締めたことで生まれた曲【1万字インタビュー】

M-ON!Press(エムオンプレス) 7月26日(火)17時28分配信

今年4月に声帯結節の除去手術を経験し、束の間ではあるものの音楽と離れた生活を送ったというSKY-HI。創作意欲に溢れたときに歌い、音を紡ぐという何気ない生活が一変。改めて、自身にとって音楽の大切に気づかされたと語る、SKY-HIの素直な感情から誕生した新曲「ナナイロホリデー」を掘り下げる。
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■ディスコなSKY-HIね。略してディスカイ

──7月27日リリースのニューシングル「ナナイロホリデー」。良い曲ですね。

SKY-HI そうなんですよ(笑)。

──めちゃめちゃ良い曲。

SKY-HI そう。めちゃめちゃ良い曲に仕上がっちゃいました(笑)。

──こっち方面のSKY-HIの楽曲が大好きなんです。ディスコ調のサウンドをまとったSKY-HIとでも言えばいいのか……。

SKY-HI ディスコなSKY-HIね。略してディスカイ。

──わかりづらい略し方だなあ(笑)。

SKY-HI 雑な略(笑)。

──声が枯れてるんだから、そういう冗談はなくていいって(笑)。

SKY-HI そうだった(笑)。

──「愛ブルーム」とか「スマイルドロップ」とか……。

SKY-HI 「カミツレベルベット」とかね。

■もっと幸せが強く表現されてる曲じゃなきゃいけない

──その系譜ですね。夏っぽい曲を、という感じで、こういったサウンドに?

SKY-HI 制作の発端としては、このところシリアスな雰囲気の作品が続いたから片寄らないようにしなきゃな、という気持ちがあったんですよ。「アイリスライト」があって『カタルシス』があって……。

──それなんて“語る死す”ですもんね。

SKY-HI そう。そのあとのシングルが「クロノグラフ」で、そのカップリングが「Front Line」だったから……。

──たしかにシリアスめ。

SKY-HI だから、ここらへんで“俺は、こういうディスコミュージックもちゃんとやっていきたいんだ”という部分を見せておこうっていうのがあったかな。デモを作りはじめた当初は、やっぱ夏だから楽しい曲を、みたいな感じだったんですよ。で、そういう曲として一度は完成させました。

でも喉の手術を経て、もう一度作り直したんです。そのときの自分の気持ちを突き詰めていったら、もっと幸せが強く表現されてる曲じゃなきゃいけないなって感じたんで。

──もしかしてTOWER RECORDのオリジナル特典になっている「ナナイロホリデー demo.ver_20160331Rec」というのは……。

SKY-HI ああ、そうです。それが最初に完成させたバージョン。もう聴きましたか?

──いや、まだです。ついさっき音源をいただいたばっかりなんですよ。

SKY-HI じゃあ聴いてくださいよ(そう言ってiPhoneで再生してくれる)。

──全然違う……。

SKY-HI そうなんですよ(笑)。

──ディスコ調ではあるけれど、でも歌詞もメロディも完成版とは違いますね。

SKY-HI ね(笑)。

■歌いながら音楽を作れるようになったときに、すごく大きな幸せを感じた

──どうして作り直そうと思ったんですか? さっきの“幸せが強く表現されてる曲じゃなきゃいけない”というのは?

SKY-HI 喉の手術後、しばらく音楽を作ることができなかったじゃないですか。声を出せないから。そういう時間を経て、また歌いながら音楽を作れるようになったときに、すごく大きな幸せを感じたんですよ。

で、そう感じたことによって、そんなふうに自分が作った曲を持って仲間と一緒に全国をまわった2月から3月にかけてのホールツアーは本当に幸せなことだったんだ、と強く思って。

その幸せをテーマにして作り直したくなったんです。わかりやすく言えばデモの「ナナイロホリデー」は楽しい曲。リリースされる完成バージョンの「ナナイロホリデー」は幸せな曲。そういう感じかな。

■見たものを、そして感じたことを歌ってるだけ

──なるほど。歌詞の内容も春先のホールツアーをイメージしてるんですね。

SKY-HI そうそう。例えば“モノクロの街を紅く染め上げて”っていうフレーズは、あのツアーの演出のことだったり。

──“笑顔”とか“エスコート”という言葉が使われているのも……。

SKY-HI もちろん「スマイルドロップ」や「Limo」のことです。

──そういう仕掛けはあるものの、でも決して難しいことを歌っているわけではありませんよね?

SKY-HI 全然。基本的には感情に素直に書きました。見たものを、そして感じたことを歌ってるだけ。じゃなかったらサビの頭で“ナナイロホリデー”なんて歌わない。

で、そういったことができたことに個人的には、ものすごく成長を感じてるっていうか。そういう書き方ができるようになったんだな、という感慨がある。

それがさっき(前回の最後)に言った“気持ちのベクトルとしては違ってたりもする”っていうことなんですけど。

──例えば「カミツレベルベット」なんかでは痛みや弱さも……。

SKY-HI 描いてた。もちろん「ナナイロホリデー」にも根底には不安な気持ちもあるのかもしれないけど。喉の不安を抱えながらやったホールツアーのことを歌ってるわけだしね。

──それでも幸福感が爆発している。

SKY-HI そういう曲にしたかったんです。

★Part.3へ続く

INTERVIEW & TEXT BY 大野貴史
PHOTOGRAPHY BY キセキ

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【ライブ情報】
SKY-HI LIVE HOUSE TOUR 2016 ~Round A Ground~
09/20(火)福島・郡山Hip Shot Japan
09/23(金)島根・松江canova
09/24(土)鳥取・米子laughs
09/29(木)北海道・札幌cube garden
10/01(土)青森・Quarter
10/02(日)岩手・盛岡Club Change WAVE
10/04(火)群馬・高崎Club FLEEZ
10/09(日)香川・高松MONSTER
10/10(月)愛媛・W studio RED
10/15(土)秋田・Club SWINDLE
11/19(土)和歌山・SHELTER
11/21(月)兵庫・神戸VARIT.
11/26(土)宮崎・WETHER KING
11/27(日)熊本・B.9 V1
12/01(木)茨城・水戸ライトハウス
12/03(土)新潟・NIIGATA LOTS
12/10(土)静岡・Live House浜松 窓枠
12/11(日)京都・FANJ
12/15(木)東京・豊洲PIT
12/16(金)東京・豊洲PIT

【プロフィール】
スカイハイ/1986年12月12日、千葉県出身。2012年に自身主宰のコラボレーション楽曲制作企画「FLOATIN’LAB」が話題を集め、CD化。2013年8月7日にはソロ1stシングルとなる「愛ブルーム/RULE」でメジャーデビューを果たす。

【リリース情報】
2016.07.27 ON SALE
SINGLE「ナナイロホリデー」
avex trax

最終更新:7月26日(火)17時28分

M-ON!Press(エムオンプレス)

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。