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内藤やす子 夫マイケル氏の支えで奇跡の復活「まさかステージに立てるなんて」

東スポWeb 7月26日(火)20時49分配信

 往年の人気歌手が奇跡の復活! 大病を患って静養していた歌手・内藤やす子(65)が26日、都内で10年ぶりにステージに立ち、ヒット曲「弟よ」「想い出ぼろぼろ」「六本木ララバイ」など8曲を披露した。

 内藤は2006年5月28日、福島県内のディナーショーで歌唱中、客に寄りかかりながら意識を失って転倒。病院に緊急搬送されて入院生活を余儀なくされた。病名は脳出血。リハビリなどを経て3か月後に退院したが、右半身のまひ、記憶障害などが残った。

 内藤は「まさかステージに立てるなんて思わなかった。1年前からボイストレーニングを始めて、今こうやってここにいること自体が不思議で仕方ない。立っているのもやっと。今も誰かに押さえてもらわないとちゃんと歩けないし、歌詞も覚えられないから」と10年ぶりのライブに感無量の様子。

 入院中は素っ裸の上にコートを羽織り、クッキーとひげ剃りクリームを入れたビニール袋を手に病院中を駆け回るなど、奇行を連発。2+4=15と答えるなど、脳が壊れてしまっていた。

 だが、夫で英語教師のマイケル・クリスティンソン氏(44)が、小学校低学年の国語、算数から教えるなど献身的な介護で支え続け、ついに晴れの舞台にこぎつけた。

 内藤は「倒れた時のことは何も覚えてない。その後も普通に生活していたが、翌日には忘れている。5年間は記憶が残っていない。自分が何者かも分からなかった。一日一日が大切だと、本当に思った」と振り返った。

 12年ぶりの新曲「あなたがいれば」は愛する夫のことを歌った曲だ。マイケル氏は「うれしいが、ちょっと恥ずかしい」と苦笑い。「ずっと歌えるように願ってはいたが3年、5年とたつうちにもうダメかなと思っていた。ボイストレーニングを半年続けたころ、ひょっとしていけるかもと思った」と語った。

 体調はまだ40%程度という内藤は、万が一に備えてステージにいすを用意。「私の生きざまを見てください。健康な時とは違うけど、いずれ自分で立つようになります。100%とはいかなくても、あと1年で90%にはする」と断言した。

 こうなると目指すのは26年ぶりの大舞台だ。「紅白は出たいけどダメかな。皆さん、話題にしてください、お願いします」。出場すれば何よりのリハビリになるだろう。

最終更新:7月26日(火)20時49分

東スポWeb