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【イベントレポート】hideの夏フェス、20年ぶりに復活

BARKS 7月26日(火)18時14分配信

7月18日舞浜アンフィシアターにて、1996年&1997年に開催されたhideプロデュースによる夏フェス<hide presents MIX LEMONeD JELLY>が20年ぶりに再起動し、hideの盟友からhideのスピリッツを継承する次世代のアーティストまで、ジャンルを超えた総勢130名以上が大集結し、真夏の一夜をカラフルに彩った。

◆<hide presents MIX LEMONeD JELLY>画像

<MIX LEMONed JELLY>とは、1997年8月26日にhideがプロデュースし開催した複数の会場にまたがる現代で言う“サーキットイベント”だ。このイベントの最大の特徴はまだパソコンが一般に普及されておらず、インターネットという言葉も浸透していない1997年に5つの会場をインターネットで接続し、中継を行うという斬新さだった。また、その前年の1996年には千葉マリンスタジアム(現:QVCマリンフィールド)にて<hide Indian Summer Special>を開催している。このイベントはhide自から立ち上げたレーベル”LEMONeD”に所属するアーティストのライブほか、BMXやゲームコーナー、ファッションショー、ヘアカットなどhideのアンテナに触れたものを通じて、新しいサウンドやカルチャーをを集めて発信する異種混合イベントとなっており、こちらも現代で言う“夏フェス”の先駆け的存在だった。当時はまだその言葉やカルチャーが日本には存在しておらず、hideの先見性を語る上では欠かせない出来事とも言える。そのhideによる夏フェスが、ついにこの夏に再起動したわけだ。

今年もhideらしさは全開だった。様々な仕掛けによっておもちゃ箱をひっくり返したような夏フェスで、まず会場に着いて目に飛び込んでくるのは各種フードの出店である。タコライスや、ケバブなど、まさに夏フェスというものから、「hideだったら絶対面白がっていただろう」というメイドカフェまでも出店している幅の広さがいかにもhideらしい。ロビーにおいては、hideのヘアメイクを担当していたサロン”SQUASH”のヘアカットコーナーや、クレーンゲーム、ガチャガチャコーナーとポップなものから、「hideに会いたい」という難病の少女の夢を実現した、難病と闘う子どもたちの夢をかなえるお手伝いをしているボランティア団体Make-A-Wish Japanの活動を支援するブースなどが所狭しと並んでいる。また、「俺はこういうわがままなことはずっとやるつもりだから。LEMONeDのイベントは今後もお客さんの自主性に任せる部分を絶対に残そうと思ってるから」と、渡された地図とインターネット中継を頼りにオーディエンスが直感のままにイベントを回遊した1997年時に引き続き、今回もステージ別ラインナップとタイムフレームのみが公開され、どのアーティストがどの時間に出演するかは公開されずファン自身が会場内を回遊するスタイルをとっていたり、会場内のいたるところで白塗りの舞踏家集団が舞踏を披露するなど、まさに新旧混合の2016年型<MIX LEMONed JELLY>が実現されていた。

場内に設けられたコレクションと呼ばれる3つのステージでは、もちろん豪華アーティスト陣のステージも2016年型<MIX LEMONed JELLY>として進化を遂げている。hideが事務所で偶然CDを見つけ、その音に衝撃をうけ、彼らを世に出すために自からLEMONeDレーベルを立ち上げるきっかけとなったバンドZEPPET STORE。今年デビュー20周年を迎え、1996年に行われた千葉マリンスタジアムの hide夏フェスにも出演したゆかり深いZEPPET STOREが、オープニング後のトップバッターを飾った。hideがXに加入する以前にSAVER TIGERとして共に活動していた盟友kyo(Vo)、Tetsu(Dr)らが属するD'ERLANGERは、hideトリビュートアルバム『hide TRIBUTE VII -Rock SPIRITS-』に参加した「限界破裂」を披露。hideによりバンドを見出され、また個人としてもhide兄と呼び兄のように慕っていたLUNA SEAのJは「新しい扉が開いた日だな、というのを覚えています」と当時を振り返りつつ「hide兄が生んでいった想いを、どんどん燃え上がらせていって、当然俺もトコトンやっていこうと思うのでみんなもヤッチャッテください」と熱い想いを滾らせる。hide楽曲の共同プロデューサーであり、hide with Spread BeaverのメンバーでもあるINAはDJ-INAとしてhideの名曲の数々をDJプレイ。ミュージカル「ピンク スパイダー」にも出演したダンサーのTOMが激しく妖艶なダンスを披露したかと思えば、ゲストボーカルにTAKA(defspiral)とKOHSHI(FLOW)が登場しhideのソロファーストシングル「EYES LOVE YOU」を熱唱、またhide生誕50周年記念にリリースされた幻の新曲「子 ギャル」ではアニソンDJ桃知みなみやメイドユニット@17がステージを盛り上げたりと、まるでそのステージは、半裸のダンサーや、お客さんをステージに上げて踊りまくっていた当時のhideのライブの様だ。

前身バンド時代にhideに見出され、現在もなお3Dホログラフィックライブ<hide crystal project presents RADIOSITY>のライブレコーディングやホログラフィックでhideと共演したり、各種hideイベントに出演し続け”hideさんのスピリッツを継承していくつもりです”と語るdefspiralは、hide with Spread Beaverの“怪人”ことDIEとI.N.A.を迎え「ピンクスパイダー」をカヴァー。同様にhideに見出され、ShameとしてLEMONeDレーベルに参加したCUTTは新プロジェクトSPEED OF LIGHTSとして初飛行(初ライブ)を披露。こちらもhide with Spread BeaverのKiyoshiが宇宙で遭遇したエイリアンとして参加し、多くのファンを沸かせた。

「hideさんに憧れてバンドを始めたのがFLOWです」と語るFLOWは、hideの「D.O.D.(DRINK OR DIE)」をカヴァーし、ステージを所狭しと駆けまわる。「思い出を作らせてください」と会場中のファンらとウェーブを行うなど、全身でこのイベントに出演できた喜びを表現する。2013年に自身の主催する野外フェスにて“ありえない奇跡”と称しhideとの共演を果たした氣志團は、同イベントでも着用したhideのギター「イエローハート」をあしらった特製の学ランを着用。「尺とりすぎ?曲カットするから」と中学生の頃の自身のX、hideとの出会いや、思い出、愛情を1ファンとして際限なく披露する姿に、同じ想いを持ったファンらからは歓声が上がり続けた。

ジャンルは関係なく自身のアンテナに触れたものを発信し続けたhideのイベントだけあって、この日の出演者には多くのアイドルグループも名を連ねた。特に名古屋出身のチームしゃちほこのメンバー咲良菜緒は、現在18歳とリアルタイムではhideの活躍を知らない世代ではありながらもhideの大ファン。なんと「事務所的に髪を染めるのはNGだけど、人生で初めてホワイトブリーチをしました」と髪をピンクに染め上げ、自前のピンクのチェック柄スーツを着用しhideへの想いを涙ながらに語る。イエローハートのギターを持ちながらINA特別アレンジの「ever free」を踊る姿に、彼女たちのファンからもhideのファンからも惜しみない拍手が贈られた。

hideの盟友、hideに見出された者、hideに影響された者、時を越えhideに憧れる者。hideのステージ後、これらのhideのスピリッツを継ぐアーティスト達がステージ上に大集結、9時間にも及ぶ2016年型<MIX LEMONed JELLY>のフィナーレを迎えた。hideが空に旅立ち18年以上の時が経ったこの日、これらのアーティストが大集結したのは、今もなおhideというピンク スパイダーの紡ぐ糸が、人と人とを結びつけているからではないだろうか。これからもhideのスピリッツは継承され続けていくことであろう。

合わせてこの日、2017年の<MIX LEMONeD JELLY>の開催、並びに1996年の2ndソロツアー<hide solo tour 1996-PSYENCE A GO GO->を最新の技術で3D映像化し、この秋映画館で上映することもアナウンスされた。常にファンを楽しませ、驚かせてきたhide。今度はどんなものを見せてくれるのだろうか。2017年もhideは止まらない。

撮影:nonfix creative(大武紘明、小谷 信介、齋藤 正、宮崎慎之輔)

『hide 3D LIVE MOVIE “PSYENCE A GO GO” ~20 years from 1996~』
全国60館規模で上映
2,800円(税込)[3D鑑賞料金含む]
・本作品は3Dのみの公開となります。
・3D鑑賞料金差額分(3Dメガネ代等)として一部劇場で追加料金を頂戴する場合があります。
・Dolby Atmosでご鑑賞される場合は、一部劇場で追加料金を頂戴する場合があります。
*9/1(木)~プレイガイドにて販売予定

◆ライブ映像・ドキュメント・クリップ集が一挙6タイトル待望のBlu-ray 化決定
2016年9月28日リリース

◆特別仕様3D映画チケットと復刻グッズ、Blu-ray6タイトルの予約受注生産限定セットが全国のローソン・ミニストップのLoppiにて予約開始
・9/28発売「Blue-ray6作品set」+「全国共通特別仕様ピクチャーチケット+復刻ツアーグッズパスケース
予約期間:2016年7月19日(火)10:00~8月20日(土)23:30
32,300円(税込)
※チケット及び商品は、9/28(水)以降全国のローソン・ミニストップ店頭でのお渡しとなります。
・『9/28発売Blue-ray6作品set』
予約期間:2016年7月19日(火)10:00~8月20日(土)23:30
28,000円(税込)
※商品は、9/28(水)以降、全国のローソン・ミニストップ店頭でのお渡しとなります。
・『全国共通特別仕様ピクチャーチケット+復刻ツアーグッズパスケース』
予約受付:2016年9月1日(木)10:00~  ※詳細は後日Loppiサイトにて
4,300円(税込)
http://sp.universal-music.co.jp/hide/movie/

<第23回本公演『僕らのピンク スパイダー』>
2017年3月9日(木)~ 3月20日(月)
@紀伊國屋ホール
原案:hide with Spread Beaver『ピンク スパイダー』
脚本・演出:笠原哲平(TEAM-ODAC)
出演:劇団TEAM-ODAC and more
企画・製作:劇団TEAM-ODAC/Soymilk.Co
協力:株式会社ヘッドワックスオーガナイゼーション

最終更新:7月26日(火)18時14分

BARKS

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。