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「小江戸・佐原」がタイでブーム 映画ロケ地で観光客増 4割がタイ人! /千葉

千葉日報オンライン 7/26(火) 9:49配信

 古い商家などが軒を連ねる千葉県香取市・佐原の中心部。国の保存地区にも指定され、「小江戸」と呼ばれるこの地が今、タイ人観光客にとって静かなブームとなっている。市は「タイの映画やドラマのロケ地となった影響で、佐原の知名度は抜群。一人でも多くの人に足を運んでもらって、世界へ発信してもらえたら」と期待を寄せている。

 歴史ある土蔵や土ぶき瓦などの貴重な建造物が建ち並ぶ小野川沿い。古い町並みを見上げながらスマートフォンで写真に収めたり、記念撮影をする外国人観光客らの姿が週末に限らず目に付くようになった。

 市によると、正確な統計は取っていないが、年間2千人ほどが訪れる市内への外国人観光客のうち、約4割がタイ人だという。

 タイ人観光客の増加は、政府が2013年から滞在期間が15日以内であればタイ人の日本への観光ビザが不要となる緩和政策を実施したことも後押しとなったが、“佐原人気”の直接のきっかけは、3年前に映画「ファットチャント」のロケ地となり、公開されてから。市は「この映画の主演男性がタイのスターの一人で、この映画の人気もあってタイでの佐原の知名度が上がった」と説明する。

 市は先月半ばに茨城県2市との共同で、タイのテレビと旅行会社の関係者を招待するプロモーション事業を実施。参加したタイ人男性は「祭りで使う本物の山車を見て興味が湧いた。タイにも(世界遺産の)アユタヤ遺跡など古い物がある。佐原をタイで紹介できればいい」。関係者らはこの他、タイで人気上昇している自転車を使ったレンタサイクルの制度にも興味を示していた。

 市は増加するタイ人観光客に焦点を当て、タイ語の「おもてなしブック」を昨年度発行。商店などに配布するなど関心を高めており、「観光客がSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)などで、どんどん佐原を発信してもらえたら」と話している。

最終更新:7/26(火) 10:00

千葉日報オンライン