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鉄スクラップ買値、関東電炉が緩やかに引き上げ

鉄鋼新聞 7月26日(火)6時0分配信

 関東地区で電炉メーカーの鉄スクラップ購入価格が緩やかに上昇している。湾岸価格が上昇する中、入荷減に対応して先週末から一部メーカーが500~1千円の買値引き上げを実施。25日時点でメーカー実勢購入価格(H2)は1万7500~8500円となった。堅調なベトナム向け輸出など海外高が国内市況をけん引している。

 25日時点の湾岸価格(H2)は1万7500~8千円どころ。先行上昇していた湾岸価格に対応して、周辺の電炉メーカーが買値引き上げに動いた格好。市中発生が少ない中、関東鉄源協同組合による船積みが続いていることも湾岸地区の需給引き締め要因とされる。
 また、足元のベトナム向け輸出商談はH2=FOB2万500~1千円と堅調。ベトナム政府がビレットに対する緊急輸入制限措置(セーフガード)の発動を最終決定したことも日本産スクラップの引き合い増につながっているもよう。
 一方、韓国・現代製鉄は先週22日、日本産スクラップに対するビッドをH2=FOB1万8千円と前週比で据え置きとした。ただ、その他の韓国メーカーは同1万9千円のビッドを提示したとされ、韓国向け輸出もやや高値寄りの展開。
 電炉メーカーの夏季減産期入りで国内需要に勢いは乏しいが、輸出の堅調感から足元の市況はわずかに強含んでいる。

最終更新:7月26日(火)6時0分

鉄鋼新聞