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グラゼニ作者と元プロ野球選手が明かす“漫画界と野球界の裏側”!? /<視線の先>インタビュー

トレンドニュース(GYAO) 7月26日(火)13時19分配信

「プロ野球とお金」。そんな身もふたもない、しかしリアルで切実な切り口で人気の野球漫画がある。その作品の名は『グラゼニ』。これは「グラウンドには銭が埋まっている」というプロ野球の実力主義・成果主義を表す言葉を略したものだ。

プロ野球の推定年俸はどの位正確なのか>>

その原作者である森高夕次と、元プロ野球選手で野球評論家の前田幸長が初めて対談。前田幸長といえば、華奢(きゃしゃ)な体ながら先発にリリーフにとフル回転に活躍した投手で、ロッテ→中日→巨人とさまざまな球団を経験している。森高は作品の裏側を、前田はプロ野球界の裏側をこっそり教えてくれたが、やはり話は“お金”のことが中心だったようで……。

■某球団の選手は推定年俸より実際の方が多い?

プロ野球選手の実力・実績を計る指標のひとつに“年俸”がある。毎年シーズンオフになると選手の契約更改のニュースで“推定年俸いくら”なんてことが注目を集めるが、選手の間でも年俸のことは話題になるらしい。

森高「新聞に出る“推定年俸”はどのくらい正確なものなんですか?」

前田「あれ、ほとんど合ってます(笑)。もちろん全部が全部正しいわけではないですけど。僕は聞かれたら『そんな感じですよ』って答えちゃってたので、だいたい合ってましたね。ただ、あからさまに人の財布のことなんで言いたくない選手は多いです」

森高「普通聞かれるの嫌ですよね。長者番付も廃止されましたし」

前田「某球団の高額年俸の選手で、新聞に出る推定金額よりはるかに多くもらっている人がいました。それこそ、うそでしょっていうくらい。実際より多く書かれることもあるんですが、メディアと仲良い人なんかはやっぱり『あんまり多めに書かないでね』ってお願いするんです」

■契約交渉の裏側

森高「契約更改ってどんな感じなんですか?」

前田「球団の事務所に指定された日時に行って、だいたい査定担当とか代表さんとか副代表さんが出てきて3対1くらいでやるんですよ。若い時なんか特に、自分で『今年はちょっと頑張ったな』ってときにあれこれ主張しようと考えますよね。でもいざ交渉の席に着くと、あちらはもうベテランなので、言いたいことを言えずに終わるということが多い」

森高「部屋に入って席に着いて、まず何を言われるんですか?」

前田「『今年もお疲れさん。トレーニングはやってるかい?』みたいな世間話から始まり、5分10分話をしてから、『じゃあ』って言って査定担当の方が契約書を出します。それにサインをして印鑑を押してという形なんですけど、そこに金額が書かれているんです」

森高「『あれ? ちょっと低いな』って思ったときのための材料は用意してるんですよね。それを言って金額が変わることはあるんですか?」

前田「覆ることありますよ。一番強気で押せる材料は、ケガをしなかったときです。1年間フルにどれだけやれたか、それが重要。一番押せますね。あとテクニックで、100万200万上げる交渉はしたことがあります。野球選手の給料って、年俸を12で割った金額を1月から12月でもらうんです。だから、例えば『来年の年俸は3,500万ね』と言われたとして、頑張ったのでもうちょっとでも上乗せがほしいじゃないですか。そんなとき、『12で割れるようにしてください』って言うんです。月額をキリのいい数字にしてもらえませんかって。そうすると、じゃあって3,600万円の交渉ができる。100万200万であればこの手でなんとかなります(笑)」

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最終更新:7月26日(火)13時19分

トレンドニュース(GYAO)

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。