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<蓮田ヘルパー終了>終了時期を延期へ 利用者「延期でなく継続を」

埼玉新聞 7月26日(火)10時30分配信

 埼玉県の蓮田市社会福祉協議会が来年3月にホームヘルパーの派遣事業を中止することを決めた問題で、同社協は25日、同市関山の社協事務所で理事会を開き、事業の終了時期を2018年3月まで1年延期する方針を明らかにした。ただし、事業打ち切りの方針は変えておらず、利用者は「(延期は)納得いかない。あくまで継続を」と、事業中止の撤回を求めている。

 同市社協は3月、ヘルパーの派遣事業を中止すると発表。障害を持つ利用者やその家族が反発し、継続を求める署名と請願書を市と市議会に提出した。同市議会は6月、請願を本会議で採択した。

 この日開かれた理事会には武内良男会長ら理事15人が出席。市社協などによると「時間をかけて利用者の理解を得てほしい」といった意見が相次ぎ、理事会の場で終了時期の延期を確認したという。

 理事会終了後、報道陣の取材に応じた花俣隆一社協事務局長は「社協として終了する方向に変わりはない。説明会を開くなど、利用者の理解を得られるよう努力する」と述べた。ヘルパーとの雇用契約についても、継続する意向を示した。市議会が採択した請願については「個人的に(請願の)法的拘束力に疑問があると思う」と述べた。

 理事として理事会に出席した椿本美栄子市健康福祉部長は「利用者への十分な説明がなされていないという意見が多く出た。ヘルパー派遣事業を(来年)3月に中止することはやめるようお願いした」と述べた。事業継続の是非については明確な回答を避け「利用者と社協がお互い話し合う中で解決策を見つけてほしい」と答えるにとどまった。

最終更新:7月26日(火)10時30分

埼玉新聞