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【MLB】新殿堂選手グリフィー氏が明かすイチロー秘話「実はくすぐったがり」

Full-Count 7/26(火) 13:20配信

ストレッチ中のイチローにくすぐり急襲→3安打でルーティン化

 先週末、ニューヨーク州北部のクーパーズタウンでは、アメリカ野球殿堂入り式典が行われた。今年度殿堂入りが認められたのは、ケン・グリフィーJr.(マリナーズ)とマイク・ピアザ(メッツ)の2人。1990年代後半から2000年代前半に大人気を博した2人は、日本のファンにとってもなじみ深い存在だろう。

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 24日に行われた式典以外に、週末にさまざまなイベントに参加した2人は、MLBネットワークにも出演。名物記者ピーター・ギャモンズ氏が司会を務めたトークショーで、それぞれのキャリアを彩った興味深いエピソードを披露した。その中で、グリフィー氏が“将来殿堂入りは確実”と言われるマーリンズのイチローとの間に生まれた“面白ルーティン”の存在を明かしている。

 2009年から2年間マリナーズでチームメイトだったイチローとグリフィー氏。すべてパーフェクトで、人前では取り乱した様子を見せない背番号51だが、実は驚くほどの“くすぐったがり屋”だという。ある日、イチローがいつものように試合前にストレッチをしている時、グリフィー氏がイタズラ半分に飛びかかってくすぐり始めた。すると「彼はとにかくくすぐったがり。すぐに汗をかき始めたくらいだよ(笑)」という驚くほどの過剰反応。だが、この日の試合で3安打したから、単なるイタズラでは終わらなくなってしまった。

 「試合後に通訳が来て『またくすぐって下さい』って言うんだ。もうそこからルーティンだよ。(ナイターの場合)時計を見て4時10分になったら『お、時間だ』って、必ずストレッチをしているイチローをくすぐりに行く。で、イチローは『ノー!ノー!』って叫ぶ。その繰り返しさ(笑)」

マリナーズ元監督ピネラ氏が1999年に衝撃発言「ウチのチームには必要ないな」

 そんなエピソードを明かしたグリフィー氏は、1995年に渡米したイチローと対面し、「ブルズの試合が見たい」という若き日のイチローと一緒に、わざわざシカゴまで観戦に出掛けたこともあるそうだ。その後、1999年に“留学生”イチローがマリナーズの春キャンプへ参加した際に再会。オープン戦で調子の上がらないイチローを見て、当時マリナーズの監督だったルー・ピネラ氏が「彼はウチのチームには必要ないな。まだメジャーのレベルに達してない。こっちに来てプレーしようって思ってるなんて信じられないよ」と、まさかの衝撃発言をしていたことも暴露した。

 背番号51がグリフィー氏に特別な敬意を抱いていることは広く知られているが、2001年にマリナーズの一員として鮮烈デビューを飾る前年、グリフィー氏はレッズに移籍していた。そして2009年、再びマリナーズに戻ったグリフィー氏の姿を見掛けるなり、イチローは大きなハグで出迎え「ようやく一緒にプレーできる」と大喜びしたという。互いに認め合う同志に「12歳の体操選手みたいな体なのに(打撃練習では)仰天のホームランダービーを披露する」とジョーク混じりの賛辞を送るグリフィー氏は「“自分がこんなことができたらいいのに”を思うことをイチローがプレーする姿を、2年間特等席で拝ませてもらったよ」と、当時を懐かしげに振り返っていた。

 史上30人目のメジャー通算3000安打まで残り4本、そして史上7人目の通算3000安打&通算500盗塁という金字塔を射程内に入れたイチローだが、注目度が高まれば高まるほど、今までファンが知らなかったエピソードが明かされそうだ。

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

最終更新:7/26(火) 14:04

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