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【MLB】総領事も認めるイチローの“存在感”「日米の友好の意味も非常にある」

Full-Count 7/26(火) 18:15配信

通算3000安打達成に沸くマイアミ、“親善大使”イチローの果たす役割とは…

 史上30人目のメジャー通算3000安打まで、残り4本と迫っているイチロー外野手。22日(日本時間23日)からは本拠地10連戦を迎えているが、25日(同26日)までいずれも代打の出場で4試合連続ノーヒットとカウントダウンは進んでいない。ただ、マーリンズ・パークには背番号51のユニホームやTシャツを来た地元ファンが多く集まっており、イチローが打席に立つだけで地鳴りのような歓声に包まれている。

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 イチローが加入するまで、マーリンズには日本人選手が在籍したことがなかった。だが、将来の米国野球殿堂入りが確実な“レジェンド”が昨季から加わったことで、マイアミでの日本人のイメージはアップしている。25日のフィリーズ戦は、マイアミと姉妹都市提携を結ぶ鹿児島市の森博幸市長が訪問。一緒に試合を観戦した岡庭健在マイアミ日本国総領事は、イチローが“親善大使”の役割を果たしていると話す。

「イチロー選手個人の3000本安打という偉大な功績もありますが、イチロー選手がいることで、日米の友好の意味も非常にあると思います。総領事館としても、彼を応援したいと考えています」

 イチローが入団した昨年から、マーリンズ・パークでは「ジャパンデー」というイベントが開催されている。球団側が日本国総領事館に協力を呼びかける形でスタートしたという。岡庭総領事は「球団の方が『こういうことをやりたいんだけど』ということで、今、協力ができています。在留邦人の方、在留邦人の友人のアメリカ人の方が、非常に親日的に応援していました」と振り返る。

地元ファンの記憶に刻まれる1年に? 「我々にとってはありがたい存在」

 テニスの錦織圭、ゴルフの松山英樹ら、フロリダ州を拠点に活動している日本人選手について、岡庭総領事は「そういう人たちがいるということは、ある意味、日本の顔を見せるという意味もあるし、日本が存在しているということを宣伝してもらえる機会もあるので、我々にとってはありがたい存在ですね」と言う。特にマイアミでは、イチローの存在感が際立つ。3000安打へ向けて球団も大々的に宣伝しており、背番号51のヒットを目当てに球場に足を運んでいるファンも多い。

「(地元の人が)日本人に会ったことがなくても、テレビで(試合を)見て『日本人がいる』というのを見られるのは意味があると思います。日本車はもちろんどこに行っても見られるわけですが、日本人がどういう人かを知っている人はあまりいないので」

 まさに日本とマイアミの“架け橋”となっているイチロー。今季は3000安打という偉業に加えて、チームもプレーオフ進出へ熾烈な戦いを続けている。マーリンズファンの記憶に鮮烈に刻まれる1年となる可能性は十分。その中心に、伝説の日本人選手がいる。

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

最終更新:7/26(火) 20:44

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