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「村の存続に向けた施策を」 北山村の山口村長が初登庁

紀伊民報 7月26日(火)16時45分配信

 和歌山県北山村の山口賢二・新村長(66)が26日に初登庁し、職員を前に「(人口約450人の)小さい村だが、他の市町村に負けない気構えで仕事に取り組んでほしい」などと訓示。報道陣の取材に「村を存続させる施策に取り組みたい」と強調した。

 村議会議場で就任式があり、職員を代表して、藪本幸一教育長があいさつ。「48年ぶりの村長選挙として注目される中、多くの村民の支援を得て当選された。村長の思いを実現すべく、一致団結して公約実現に向け職務に精励したい」と述べた。

 山口村長は「これから4年間、皆さんとともに行政に携わっていきたい。私は行政の中心は職員だと考えており、一人一人が意欲を持って仕事に取り組んでいただきたい。その強い意欲が行政に反映される。村民にとって必要な職員であってほしい」などと呼び掛けた。

 就任式後、山口村長は村長室で報道陣の取材に応じ「公約でも申し上げたが、村の存続に向けた施策に取り組みたい。まずはなるべく人口が減少しないような政策、若者定住のための仕事づくりとして、(特産のかんきつ)ジャバラの事業や観光振興に取り組む中で職場を確保していきたいと考えている」と抱負を述べた。

 ジャバラについては「花粉症以外の効果もあるようなので、それを研究し新たな商品の開発を考えていきたい」。新宮市熊野川町と北山村を結ぶ国道169号「奥瀞道路」の整備促進については「8年以内をめどに完成できるように働き掛けていきたい」と話した。

■奥田さん退任 4期16年村長務める

 北山村長の奥田貢さん(74)が25日に辞職し、同日、村議会議場で退任式が開かれた。奥田さんは集まった職員らに「小さくてもキラリと光る村を」などと呼び掛けた。

 奥田さんは建設省(当時)の職員を経て1998年4月に同村助役に就任。2000年8月に村長に初当選し4期16年務めた。

 任期中、「平成の大合併」で2004年、旧新宮市や旧熊野川町との合併協議会から離脱し、単独村政を選択した。行財政改革に取り組みながら、特産のかんきつ「ジャバラ」の販売促進や観光振興、国道169号「奥瀞道路」の整備促進などに尽力。今月あった村長選には健康面や高齢などを理由に出馬しなかった。

 退任式で職員や村議が見守る中、奥田さんは「あらためて皆さんに心から感謝申し上げたい。新村長の下で職員が一丸となって、さらなる北山村の発展のために力を尽くしてほしい。小さい所だからこそできることがたくさんあるので、特徴を生かしてほしい。やるなら一番になってほしい」などと述べた。

最終更新:7月26日(火)16時45分

紀伊民報