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高速道沿いに違反看板100枚 県など、広告業者に撤去促す

紀伊民報 7月26日(火)16時45分配信

 和歌山県などは、条例で禁止している県内の高速道路や自動車専用道路沿いに約100枚の看板が無秩序に設置されているとして、広告業者に撤去を促す。一方で、来県者への情報提供は必要であることから、景観面などの基準を満たせば設置を認めるよう、規制を緩和する方針も立てている。これとは別の条例がある和歌山市も県と足並みをそろえたいという。

 県によると、県内の違反看板は、阪和道の海南市―田辺市を中心に約80枚あるといい、和歌山市によると市内に約20枚ある。他県と比べても多いという。

 県や市の条例は、県内の高速道路などの沿道300メートル以内に看板設置を禁止している。しかし、規制は守られず、県や市もこれまで十分な取り締まりをしてこなかった。県内で高速道路の整備が進み、観光客が増える中、取り組みを決めた。

 違反看板は土産物などの商品やゴルフ場などの施設などで、阪和道に多いが、那智勝浦道路にもあるという。

 県は10月から、広告業者らに本年度末までの撤去を促す。来年4月までに撤去されない場合は、条例に基づいて撤去命令をする。

 一方で、これまでは沿道の看板を全面禁止していたが、今後は一定の景観基準を設け、それに合えば設置を認めるよう見直す。

 8月9日の県景観審議会に諮った後、県民から意見を聞く。乱立しないよう、景観に配慮した統一感のあるデザインにし、一定箇所に集約するなど基準を検討。来年4月の改正条例施行を目指す。

最終更新:7月26日(火)16時45分

紀伊民報