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導入の参考に…文科省「ICT教材を活用した学習支援」事例集

リセマム 7月27日(水)11時18分配信

 文部科学省は、「ICT教材を活用した学習支援の充実方策に関する調査研究」における事例集をまとめた。放課後等の学習支援活動でICTを活用している教育委員会や支援団体の取組みをまとめたもので、今後ICT導入を検討している地域の参考にしてもらいたい考え。

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 文部科学省は、経済的な理由や家庭の事情などで、家庭での学習活動が困難な児童生徒、学習習慣が身についていない児童生徒に対する教育支援の充実を図るための施策に取り組んでいる。平成27年度から、中学生を対象に大学生や教員OBなどの協力でICT活用による学習支援「地域未来塾」も開始している。

 「ICT教材を活用した学習支援の充実方策に関する調査研究」では、学習支援コンテンツや活用事例に関するポータルサイトの構築を進めるために、必要な情報やポータルサイトの要件、先行活用事例等を調査。今回、ICTを活用する教育委員会や支援団体の取組みを活用事例集としてまとめた。

 「学習支援活動におけるICT活用事例」では、7つの事例を紹介。講義主体型、ドリル主体型、ゲーミフィケーション型、インフラ一括提供型、遠隔授業支援型のほか、使う機器、指導方針、支援員の役割などで分類している。

 東京都大田区の「自由塾」では、大田区内の公立小学校5年生~中学3年生46人を対象にドリル主体型で取り組んでいる。デジタル教材、プリント教材を使った自学自習で、各会場にボランティアスタッフを複数人配置し、必要に応じてサポートしている。使用教材は自宅でも利用できるため、自宅での視聴を勧め、パソコンやタブレットがない場合は無料で貸し出している。ICT導入により、デジタル教材の管理画面で児童生徒がどの程度力がついているか把握でき、ドリル問題の回答にかかった時間等も確認でき、教室での指導に生かすことができるという効果が記載されている。

 そのほか、学習支援活動におけるICT活用の効果、参考資料としてICT活用事例の詳細もあわせて掲載している。事例集はWebサイトからダウンロードできる。

《リセマム 田中志実》

最終更新:7月27日(水)11時18分

リセマム