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ベネッセ・NTTら参加、NII「教育のための科学研究所」で読解力向上

リセマム 7月27日(水)11時45分配信

 国立情報学研究所(NII)は7月26日、教育にかかわる企業・団体と共同で「教育のための科学研究所」準備協議会を設置したと発表した。6つの企業・団体が産学連携し、すべての生徒が中学卒業時に教科書を正確に読める力をつけることを目指す。

リーディングスキルテストの実例と結果

 NII社会共有知研究センターは2015年より、人工知能プロジェクト「ロボットは東大に入れるか」の一環として、子どもたちが教科書の内容をどれくらい正確に読むことができるかを科学的に診断するテストを開発し、中高生を対象に実施した。その結果、公立中学校6校の生徒340人のうち、約5割が教科書の内容を読み取れておらず、約2割は基礎的・表層的な読解もできていないことが明らかになった。

 21世紀の知識基盤社会では、義務教育である中学校の教科書の内容を正確に読み取れる力が重要な基盤のひとつであると考えられることから、教育に携わる公的機関や企業、団体、研究者が連携して、すべての生徒が中学卒業時に教科書を正確に読める力をつけることを目指す。

 「教育のための科学研究所」準備協議会には、高宮学園代々木ゼミナールとベネッセコーポレーション、東京書籍、日本電信電話、富士通が参加し、野村総合研究所未来創発センターが協賛する。

 同準備協議会では、生徒が教科書の内容を正確に読み取れる力を測る「リーディングスキルテスト」(RST)を企画・実施。テスト結果のデーターに基づき、「なぜ読めないのか」という理由を分析する。読解力の高低が発生する要因を特定し、欠けた部分を補う教育方法を考案して子どもたちの読解力を高め、日本の教育の質的向上に取り組むという。

◆「教育のための科学研究所」準備協議会
【参加企業・団体】(五十音順)
学校法人高宮学園代々木ゼミナール
株式会社ベネッセコーポレーション
大学共同利用機関法人情報・システム研究機構国立情報学研究所
東京書籍株式会社
日本電信電話株式会社
富士通株式会社
【協賛企業】
株式会社野村総合研究所未来創発センター

《リセマム 工藤めぐみ》

最終更新:7月27日(水)11時45分

リセマム