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【シンガポール】デンカ、バイオポリスに研究開発拠点を開設

NNA 7月27日(水)8時30分配信

 総合化学品メーカーのデンカ(東京都中央区)は26日、シンガポール中部のバイオ研究集積地「バイオポリス」に新研究施設「デンカ・ライフ・イノベーション・リサーチ(DLIR)」を開設すると発表した。健康・ライサイエンス分野で同社にとって初の海外研究拠点となる。
 シンガポールのアジア地域統括持ち株会社デンカケミカルズホールディングス・アジアパシフィック(DCHA)がDLIRに全額出資する。資本金は200万米ドル(約2億842万円)。開所は2017年2月を予定している。
 DLIRでは、デング熱やジカ熱といった熱帯感染症の関連製品を研究開発する。また、デンカが15年に子会社化したドイツのバイオ医薬品会社、アイコン・ジェネティクスの「magnアイコン」(植物に遺伝子組み換え技術を用いてワクチン抗原や抗体を作る技術)を使ったワクチン研究など、次世代製品の開発を目指す。
 デンカはこれまで、機能樹脂やエラストマーなどの高分子分野でシンガポール科学技術研究庁(ASTAR)と共同研究を進めてきた。DLIRの開設で、ASTARと連携強化を図るほか、グローバルな研究を担う人材の確保・育成も目指す。
 デンカは現在、研究施設「ライフイノベーション研究所」を東京に設置。従来からの事業であるワクチンや検査試薬、ヒアルロン酸製剤に加えて、がんや遺伝子検査、健康診断など新たな分野への事業拡大を推し進めている。

最終更新:7月27日(水)8時30分

NNA