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ポケモンGOに蘇る伝説の技術者のDNA

Web担当者Forum 7/27(水) 7:06配信

心得其の465

進撃のポケモン

全米を熱狂させている「ポケモンGO」。スマホの位置情報機能とカメラを組み合わせ、リアルの公園などでモンスターの「ポケモン」を入手し、育成し対戦できるアプリです。2016年7月22日に日本でも配信と熱狂が始まります。

日本の「IT史」に刻まれる栄光と賛美します。かつて「任天堂の倒し方、知っているよ」との発言が噂されたGREEが、米国に進出するも無様に討ち死にしたように、日本のIT企業の「海外進出」は、電子商取引も含めたほとんどのカテゴリで惨敗しているからです。

ポケモンGOは「純国産」ではなく、任天堂子会社のポケモンと米国Niantic(ナイアンティック)との共同作業ですが、そこに「運命」を感じてしまいます。

アベノミクスよりポケモノミクス

たかがスマホアプリと侮るなかれ。ポケモンGOをリリースしてから10日と待たずに、任天堂の株価は倍になりました。開発を手がけるナイアンティック社に出資していた「フジテレビ」の株価も一時ストップ高をつけるなど、今後の収益性に熱い期待が注がれ「ポケモノミクス」と呼ばれています。

ポケモンは、1996年にゲームボーイ用ソフト「ポケットモンスター 赤・緑」として登場して以来、毎年のように新作が登場し、この秋には「サン」と「ムーン」の最新作が予定されています。いまさら説明は不要な「子供向けゲーム」で、海外でも人気を博しています。

国内のポケモン環境

ポケモンGOは、位置情報と拡張現実(AR)が組み合わされて生まれたゲームですが、ゲームを支える技術の実用化では日本が先行していました。

日本における「位置ゲー」の始まりは、2000年に配信が始まったJ-PHONE(現在のソフトバンク)の位置情報サービス「ステーション」が提供したコンテンツです。GPSが主流ではない時代は、基地局との通信を位置情報に利用します。

位置ゲーの代名詞とも言われた「コロニーな生活」が登場したのが2003年。観光地とのコラボで、土産物屋で買い物をするとゲームの特典が手に入るなど、位置ゲーにリアル世界のマーケティング要素が加わりはじめます。

リアルタイムで風景上にポケモンを描く技術は「仮想現実(VR:Virtual Reality)」や「拡張現実(AR:Augmented Reality)」と呼ばれるものですが、2009年に「セカイカメラ」が商業ベースで配信しています。

また、「外にでる」「リアルを舞台にする」という発想は、2005年に発売された、ニンテンドーDSソフト「nintendogs」の「すれちがい通信」で実装されました。そして、2009年発売の「ドラゴンクエストIX」で大ブレイクします。

つまり、ポケモンGOが生まれる環境はすべて日本国内にそろっていたのです。

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最終更新:7/27(水) 7:06

Web担当者Forum

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