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2分で即実践、きょうのWindows PowerShell Tips:「Invoke-Itemコマンドレット」

@IT 7月27日(水)6時10分配信

 本連載では、Windows PowerShellの基本的なコマンドレットについて、基本的な書式からオプション、具体的な実行例までを分かりやすく紹介していきます。今回は、ファイルやフォルダなどのアイテムを開いたり、実行したりする際に役立つ「Invoke-Item」コマンドレットです。

【応用】証明書のパスを指定すれば、インストールされている証明書の一覧を参照できる

●Invoke-Itemコマンドレットとは?

 「Invoke-Item」は、ファイルやフォルダなどのアイテムを、あらかじめ関連付けられたアプリケーションで開くためのコマンドレットです。例えば、Microsoft Wordに関連付けられている拡張子「.docx」のファイルをInvoke-Itemコマンドレットで開くと、Microsoft Wordが起動して、指定した「.docx」ファイルが開きます。

 また、Invoke-Itemコマンドレットは、コマンドプロンプトの「Start」コマンドと同じ要領で使用できます。

○Invoke-Itemコマンドレットの書式

Invoke-Item [パス] [オプション]
※[ ]は省略可能な引数を示しています

○Invoke-Itemコマンドレットの主なオプション

 Invoke-Itemコマンドレットの主なオプションは次の通りです。

-Pathファイルやフォルダのパスを指定する。省略可能
-Include指定した文字列がパスに含まれるファイルやフォルダを開く。省略可能


●特定のファイルを開く

 「Invoke-Item ファイルパス」と実行すると、ファイルパスに該当するファイルが開きます。ファイルパスを指定する場合、厳密には「Invoke-Item -Path ファイルパス」としますが、「-Path」オプションは省略可能です。

 また、ファイルパスの指定には「ワイルドカード(*)」も使用できます。特定のフォルダ内にある全てのファイルを実行する場合は、ファイルパスに「<フォルダパス>\*.*」と指定します。

 以下の実行例では、「C:\Work」フォルダ内の拡張子「.txt」のファイルを全て実行しています。

○コマンドレット実行例

Invoke-Item C:\Work\*.txt


●プログラムを実行する

 指定するファイルが実行プログラムの場合は、プログラムがそのまま実行されます。

 以下の実行例では、「C:\Windows\System32」フォルダの「notepad.exe」を実行しています。

●コマンドレット実行例

Invoke-Item C:\Windows\System32\notepad.exe


●パスを指定せずにプログラムを実行する

 環境変数Pathで指定されているフォルダ内のプログラムは、Invoke-Itemコマンドレットおよびパスを指定することなく、プログラムファイル名だけを指定するだけで実行できます。

 なお、環境変数Pathで指定されているフォルダの一覧は、コマンドプロンプトの「Path」コマンドで確認できます。

 以下の実行例では、「C:\Windows\System32」フォルダの「notepad.exe」を実行しています。「C:\Windows\System32」フォルダは環境変数Pathで指定されているフォルダのため、ファイル名(notepad.exe)を指定するだけで実行できます。

○コマンドレット実行例

notepad.exe


●インストールされている証明書の一覧を参照する

 前回の「Remove-Item」コマンドレットでも紹介しましたが、Windows PowerShellからアクセス可能なレジストリや証明書、環境変数などもパスに指定することができます。

 Invoke-Itemコマンドレットと組み合わせて指定すれば、レジストリを開いたり、証明書にアクセスしたりすることができます。例えば、現在サインインしているユーザーにインストールされている証明書の一覧を参照する場合は、パスに「Cert:\CurrentUser\My」を指定します。

 以下の実行例では、現在サインインしているユーザーにインストールされている証明書の一覧を参照しています。

○コマンドレット実行例

Invoke-Item Cert:\CurrentUser\My

 なお、Invoke-Itemコマンドレットで証明書を開く際には、「証明書管理ツール」が起動します。ですが、指定したパス(この例では[個人]-[証明書]フォルダ)は自動的には開かないので、手動で開いてください。


●筆者紹介 国井傑:株式会社ソフィアネットワーク取締役。1997年よりマイクロソフト認定トレーナーとして、Active DirectoryやActive Directoryフェデレーションサービス(AD FS)など、ID管理を中心としたトレーニングを提供している。2007年よりMicrosoft MVP for Directory Servicesを連続して受賞。なお、テストで作成するユーザーアカウントには必ずサッカー選手の名前が登場するほどのサッカー好き。

最終更新:7月27日(水)6時10分

@IT