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五島沖で国内初の潮流発電実験 九電子会社など 19年度から

qBiz 西日本新聞経済電子版 7月27日(水)11時43分配信

 九州電力子会社の九電みらいエナジー(福岡市)と新日鉄住金エンジニアリング(東京)などのグループは26日、長崎市で記者会見し、長崎県五島市沖の奈留瀬戸海域で2019年度から、国内初となる大規模潮流発電の実証実験を始めると発表した。アイルランドを拠点とする潮流発電機メーカー、オープンハイドロ社の発電機1基を海底で稼働させ実用化を目指す。

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 潮流で羽根を回す高さ27メートル、重さ約1200トンの発電機を使用。専用船で水深45メートルの海底に沈める。最大出力は2メガワット。年間で一般家庭1400世帯分を賄える発電量を想定する。

 潮の満ち引きを活用する潮流発電は気象に左右されにくく、年間を通じて安定した発電が期待できるが、国内では実用化に至っていない。先行するカナダやフランスでは近く商用化される予定という。

 実証グループには長崎県内の企業も参加。将来的には発電機の部品の多くを地場で製造し、組み立ても担えるようにするのが狙い。NPO法人長崎海洋産業クラスター形成推進協議会の坂井俊之理事長は「海洋エネルギー分野を長崎県の基幹産業に育てたい」と話した。

西日本新聞社

最終更新:7月27日(水)11時43分

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