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小池氏が都知事になったら、何をすべきか

NewsPicks 7月27日(水)16時30分配信

橋下・大阪改革のブレーンが語る「東京改革プラン」

東京は今、改革期を迎えている。では、どんな改革をどう進めればいいのか。その質問をぶつける、ベストな人物が“改革請負人”として知られる上山信一・慶応義塾大学教授だ。上山氏は、運輸省、マッキンゼーの共同経営者を経て、過去10年、ブレーンとして、大阪府・大阪市の改革に携わってきた。新・都知事がやるべき改革、改革のためのゲームプラン、各候補者の評価、橋下知事に学ぶ改革のリーダーシップ、東京のポテンシャルなどについて聞いた

増田氏と鳥越氏の評価

──各候補者に対する評価を教えてください。「情報公開」「財政問題」「五輪問題」について、いちばん期待できる候補者は誰でしょうか。

今回の選挙は、意外と良い選挙だと思う。主要な候補者は3人とも意外といいと思う。

増田寛也さんは、絵に書いたような、極めて良心的な官僚。ちょっとウィンドウズ95のような感じもするが、国士官僚のDNAを持った人物だ。

ただし、五輪の費用見直しなどの改革を進めるのは、増田さんでは無理だろう。とても優しく、いい人なので、自公の背後にいる各種団体の既得権益を温存せざるを得ないのではないか。

おそらく、下から上がってくる改革案を採用していくという点では改革派だが、自分から提案したり、下からの提案をはねつけたりして、「もっとこうしろ」「ゼロから作りなおせ」と要求するタイプではないだろう。

増田さんが知事になった場合、無難に森さんとオリンピックをやり、その後、赤字でみんなで泣くというシナリオになる可能性がある。

鳥越さんは、正義派のジャーナリストという印象で好感は持っているが、やはり向いていないと思う。(建築家の)黒川紀章さんの出馬と同じで、「都知事をやってみたかったんだね」という感じがする。今の年齢だと、任期途中で辞めてしまうリスクもある。

──「情報公開」を進めるという点で、ジャーナリストの鳥越さんが向いている面はありますか?

基本的に、役所に情報を公開させるノウハウは、ジャーナリストが情報を取りに行くノウハウとは違う。

役所の場合、予算の査定のときに、「全部、情報を出せ」というふうにやっていかないとダメ。要するに、膨大な情報を系統的にどんどん出させないといけない。

鳥越さんでも、細かい、飛び道具的な情報公開はできると思う。ただし、本当の闇というのは、公共事業などの巨額なお金の動きだ。これらの情報はすべてが不正ではなくグレー。役所に関する知識も含めて、高い質問力が必要になる。

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最終更新:7月27日(水)16時30分

NewsPicks