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<高校野球>徳栄・高橋昂、表情変えず13K 決勝へ気持ち入れ直す/埼玉大会準決勝

埼玉新聞 7月27日(水)6時30分配信

 花咲徳栄の左腕高橋昂が春日部共栄を4安打完封。伸びのある直球と鋭い変化球をコースに投げ分け、バットを短く持った相手から13奪三振。一度も三塁を踏ませなかった。打線は三回1死一、二塁から楠本の左前適時打で先制すると、四回には2死満塁から岡崎の四球で押し出し。九回にも楠本、西銘の適時打などで突き放した。春日部共栄は我慢強く9回を投げた右腕大道を援護できなかった。

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■最速144キロ、13奪三振

 最後の打者を空振り三振に仕留めても、花咲徳栄の左腕高橋昂は表情一つ変えなかった。春日部共栄相手に13奪三振、4安打完封。最速144キロを計測したが、「特に気にしてない。チームが勝てばそれでいい」。埼玉ナンバーワン左腕は、実に威風堂々としていた。

 ピンチらしいピンチは六回の一度きり。安打と犠打で2死二塁とされた。ベンチからは「1点を嫌がってはダメだ」。今大会24イニング無失点を続けていた高橋昂は、この伝令に「気持ちが楽になった」。最後はフォークで相手の3番関谷から三振を奪うと、左のこぶしに力を込めた。

 5回戦、準々決勝で6回無安打の快投。この日は140キロ前後の直球に、スライダーとフォークを織り交ぜ、相手打線を翻弄(ほんろう)した。捕手の野本は「(前の2試合は)8、9割が直球。今日は変化球を見せることで真っすぐも生きた」と巧みなリードでエースの力を引き出した。高橋昂の連続無失点は28回に伸びた。

 決勝では6試合で51得点の聖望学園と争う。高橋昂対強力打線の構図となるが、大黒柱は「あと一つ。気持ちを入れ直していくしかない」と心のギアを一段上げた。

最終更新:7月27日(水)7時27分

埼玉新聞

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