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【MLB】イチロー偉業へ「3」 マルチならず、大飛球は柵越え寸前も淡々「それは残念」

Full-Count 7/27(水) 12:42配信

通算2997安打も相手の超美技でマルチはならず、飛距離120メートルの右飛に

 マーリンズのイチロー外野手は26日(日本時間27日)、本拠地でのフィリーズ戦に「1番・中堅」で先発出場し、5打数1安打1盗塁1得点。メジャー通算2997安打となり、3000安打の金字塔へいよいよ「3」とした。第1打席では右中間へもう少しでホームランという大飛球。相手の超美技でヒットを1本損した形となったが、本人は「それは残念でした」と淡々と振り返った。

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 3000安打に「4」と迫ったイチローは初回、大きな歓声に迎えられて打席に入った。22日(同23日)から本拠地10連戦真っ只中のマーリンズだが、背番号51がスタメンに名を連ねたのは5試合目で初めて。ファンの期待は当然、大きかった。

 期待が高まる中で打席に立つと、相手先発アイクホフの初球を完璧に捉えた。打球は広いマーリンズ・パークの右中間最深部に。球場は大歓声に包まれた。もう少しでホームランという大飛球だったが、背走した俊足の右翼手ボアジャスがフェンスに激突しながらジャンピングキャッチ。この超美技でヒットを1本阻まれた。

 飛距離394フィート(約120メートル)のフライアウト。ボアジャスはその後、フェンスにぶつけた右肩を負傷した影響で交代した。まさにギリギリのプレーで打球は抜けず、スタンドからは大きなため息も漏れた。

本拠地10連戦の5試合目で初ヒットも淡々「はい、知ってます」

 それでも、イチローは結果を見届けると表情をまったく変えず、ダグアウトへと走って戻っていった。試合後、かつての本拠地ヤンキースタジアムならばスタンド中段へ飛び込むホームランだったと聞かれても、「うん。あ、そうですか。それは残念でした」と淡々。ボアジャスには敵地で行われた試合でも右中間への大飛球をもぎ取られていたが、悔しそうな素振りは見せなかった。

 その後は2打席凡退も、1点リードの8回先頭で迎えた第4打席、中継ぎ右腕ベイリーのカーブを運び、鮮やかなライナーで左前打とした。メジャー通算2997安打で塁に出ると、すかさず二盗に成功。今季9盗塁目でメジャーデビューからの16年連続2桁盗塁に王手をかけ、スタントンのタイムリーで生還した。チームにとっても貴重な追加点。本拠地に戻ってから5試合目で初のヒットとなったことについては「はい、知ってます」と、こちらも淡々と話した。

 イチローのヒットからようやく火がついた打線は、この回4点を奪取。さらに、2死満塁でイチローにこのイニング2度目の打席が回ると、場内は熱狂的な「イチローコール」に包まれた。だが、結果は左邪飛で3アウト。それでも、5-0で勝利したマーリンズの連敗脱出に大きく貢献したことは間違いない。

 ヒット1本を損して、マルチ安打はならず。それでも、偉業へ突き進むイチローが打席に立つだけで、マーリンズ・パークは連日大歓声に包まれている。いよいよあと3本。歴史的瞬間が迫ってきた。

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

最終更新:7/27(水) 12:56

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