ここから本文です

これで安心!?リオ五輪の「ジャパンハウス」に最先端の顔認証

ニュースイッチ 7月27日(水)12時10分配信

NECのシステムを設置

 リオ五輪の入場管理を安全で円滑に―。NECはリオデジャネイロ五輪・パラリンピック会場に開設する「東京2020ジャパンハウス」に「ウォークスルー顔認証システム」を導入した。カメラの前で立ち止まることなく、歩きながら顔認証を受けて入場できる。

 東京2020ジャパンハウスは大会期間中に、2020年の東京五輪・パラリンピックのPR拠点として開設する。

 ウォークスルー顔認証システムは、ジャパンハウス内の記者会見場に設置。日本のメダリストの会見に参加するメディア関係者を対象に、入場管理に利用する。確実な本人確認に加えて円滑な入場管理を実現する。

<認証精度が99・7%以上。NEC本社にも導入>
 
 NECはカメラの前で立ち止まることなく、歩いたままで顔認証が可能な「ウォークスルー顔認証システム」の実証実験を東京・三田の本社ビルで4月から始めている。対象は社員約1000人で、この規模での実証は初めて。社員用の入退出ゲートにカメラを設置し、出勤・退社時に顔認証を行う。駅の改札のように立ち止まらずに本人認証ができるため、「スタジアムなどの入場ゲートでも渋滞なく運用できる」(NEC)のが特徴だ。東京五輪・パラリンピックをはじめ、さまざまな分野に提案していく。

 実証実験は4―8月の5カ月間にわたって実施。大規模な実証実験を通して、運用ノウハウなどを蓄積し、実用的な技術レベルに高めていく。

 これまでウォークスルー顔認証の社外実証では、秩父宮ラグビー場(東京都港区)で開催したラグビーの国際リーグ戦「スーパーラグビー」の運営支援向けに、1試合で100人以上におよぶボランティアの本人確認に適用した事例がある。1000人規模で行うのは初めて。

 実証実験では、事前に撮影・登録した社員の顔画像と、ゲートに設置したカメラで撮影した顔画像を照合して本人確認を行う。ゲート通過時にカメラの正面に向き合って立ち止まることなく、自然に歩いたままでの状態で認証できる。

 ウォークスルー顔認証システムで採用した顔認証技術は、認証精度が99・7%以上と世界最高水準で、国家セキュリティーにも活用されている。

 ウォークスルーでの運用は天候やカメラの設置位置、身長、化粧、眼鏡、歩行速度なども考慮するため、実証実験が必要と判断。東京五輪・パラリンピックなども担当するセキュリティーの専門チームを投入した。

 環境や人物、利用者の動作などさまざまな条件を見ながら、認証性能や時間当たり認証人数などの検証を行って改善を繰り返す方針。これにより実用的な技術性能に引き上げていく。

最終更新:7月27日(水)12時10分

ニュースイッチ

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

地球外生命を宿しているかもしれない1つの惑星と3つの衛星
地球外にも生命はいるのでしょうか?NASA(アメリカ航空宇宙局)の惑星科学部門の部門長であるジェームズ・グリーンと一緒に、地球外生命を宿していそうな場所を太陽系内の中で探してみましょう。 [new]