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【ブラジル】出版業界に危機感 「塗り絵」に続くブームなし

サンパウロ新聞 7月27日(水)0時26分配信

 「大人の塗り絵」ブームが去り、経済危機の影響に苦しんでいるブラジルの出版業界の2016年上期(1~6月)は、販売数ベースで15年同期比16.30%減、売上額ベースで同6.94%減(インフレ調整済み値では15.61%減)と寂しいものだった。伯メディアが20日付で伝えた。

 調査会社ニールセン(Nielsen)が国内の書店及びスーパーマーケットでの販売をもとにまとめたとして全国書籍出版業組合(Snel)が発表した調査結果によると、15年上期に2040万冊だった販売数は、16年上期には1700万冊にまで落ち込んだ。売上高は15年の7億4860万レアルから7億3000万レアル(約219億円)に縮小した。

 昨年、出版業界は「大人の塗り絵」ブームに救われた。同年上期には「大人の塗り絵」だけで2518万レアルを売り上げた。しかし、その熱がすっかり冷めてしまった今、ブラジルの出版業界は深刻な局面を迎えようとしている。同組合のマルコス・ダ・ベイガ・ペレイラ会長は「現在の状況はブラジルにおける書籍小売の懸念すべき脆弱性を示している」とし、「昨年の塗り絵本(ブーム)と同様の現象の欠如を考えると、書店並びに出版社は、現在の状況を覆す、そしてより多くの読者を引き付けるための、何らかのアクションを起こす必要がある」と危機感をあらわにしている。

サンパウロ新聞

最終更新:7月27日(水)0時26分

サンパウロ新聞

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

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