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【ブラジル】国内10州で10人拘束 テロ準備行為の容疑で=連邦警察

サンパウロ新聞 7月27日(水)0時30分配信

 連邦警察は21日午前、ブラジル国内におけるテロの準備行為の容疑で10人を拘束したと発表した。国内各メディアが同日付で報じている。容疑者の一部はインターネット上で過激派組織「イスラム国」に忠誠を誓ったとされるほか、銃器購入を試みた疑いがもたれており、今年3月に発効したテロ対策法で規定されたテロ組織への参加、テロの準備行為にあたるとして拘束された。警察は今後の捜査のためとして容疑者の氏名を公表していない。

 クリチバ第14刑事裁判所が12件の一時勾留令状および2件の強制連行令状、19件の捜索押収令状を発行した。拘束された10人は全員ブラジル国籍者で、それぞれ異なる州で拘束された。勾留期間は30日で、30日の延長が可能となっている。21日正午時点で2人の容疑者が勾留されていないが、警察により追跡されているという。

 モラエス法務大臣が21日午前中に行った会見によれば、連邦警察は数カ月前から容疑者たちの監視を続けてきたという。容疑者同士に面識はなく、インターネット上の対話アプリややメッセンジャーソフトでメッセージをやり取りしていた。通信秘密解除によって警察が得た記録によれば、当初は「イスラム国」に関する単純なコメントだったが、フランスのパリやニース、米国オーランドなどで起きたテロ事件を祝う内容や、インターネットでパラグアイの銃器密売サイトにコンタクトを取る内容、格闘技の訓練に言及する内容などが確認された。容疑者の何人かはインターネット上で「イスラム国」へ忠誠を誓っていたとされる。

 容疑者が国外でテロ組織関係者と会った形跡は見られず、「イスラム国」とつながりのある人物とのメッセージのやり取りは確認されていない。武器も実際に購入することはできなかったとみられる。テロ実行のための具体的な行動は確認されていない。法相は同グループについて、準備行為を始めただけだが、このまま見過ごすのは適当でなく、勾留に至ったと説明した。また、組織化されたグループはインターネットで武器を求めることはしないと指摘し、容疑者グループは「アマチュア」との見方を示している。

サンパウロ新聞

最終更新:7月27日(水)0時30分

サンパウロ新聞

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

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昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。