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【ブラジル】夫はテロリストではない 容疑者の家族が潔白訴え

サンパウロ新聞 7月27日(水)0時33分配信

 【既報関連】ブラジル国内におけるテロ準備行為の疑いで21日に連邦警察に拘束された10人の容疑者について、連邦警察は22日朝、10人がマト・グロッソ・ド・スル州カンポ・グランデの刑務所に移送されたことを明らかにした。報道によれば、現時点で容疑者らとテロリストとの直接の接触は記録されていない。

 10人の容疑者のうち、サンパウロ州グアルーリョス市の自宅で拘束された男性(23)は父の工場を手伝う傍ら、インターネットのユーチューブにアラビア語を教える映像を投稿していたという。家族はエスタード紙の取材に対し、夫とテロ組織との関わりを否定している。同紙が22日付で報じている。

 報道によれば、容疑者の男性は元はカトリック教徒だったが、アラビア語学習に興味を持ち、イスラム教に改宗。2012年、19歳の時にエジプトでの語学留学プログラムに参加して同国に6カ月間滞在した。帰国後は父親が営む工場の建物に夫人と二人の子供と住み、父親の仕事を手伝う傍ら、サンパウロ市パリ区のモスクに通い、ソーシャルネットワーク上でアラビア語に関心のある人と交流していたという。

 21日に訪れた連警捜査官は当初、付近に住む両親の家を訪問し、その後男性宅を訪れた。夫人によれば、捜査官は子供に見られないように気を遣っていたという。コンピューターや携帯電話などが押収されたが、夫は捜索を妨げることはしなかったという。父親によれば、息子は何もやましいことはないと話していたという。

 夫人は、自身の携帯電話が壊れていたため夫のものを共有していたと説明。捜査員が訪れた際もその携帯電話でビデオを見ていたという。夫人は、対話アプリのワッツアップの交流グループも、家族のほかは、アラビア語の生徒とのものだけだったとして、夫はテロリストとの関係はないと話している。

 父親は、息子がアラビア語のグループの関係で他の9人の容疑者の誰かと接触があった可能性は否定していないが、今回の拘束に関しては容疑者の一人が武器を購入しようと試みたことが関係していると自身の考えを述べている。

サンパウロ新聞

最終更新:7月27日(水)0時33分

サンパウロ新聞