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【ブラジル】給与調整求める監査官の抗議 コンテナ遅延で生産に影響も=マナウス

サンパウロ新聞 7月27日(水)0時34分配信

 国税庁監査官が給与調整を求めて今月14日に開始した抗議の意思表示活動の影響により、アマゾナス州マナウス市の空港と港湾では約900個のコンテナの通関がストップしているとG1サイトが20日付で報じている。アマゾナス産業センター(Ciesm)によれば、抗議活動がこのまま続けば生産ラインが止まってしまう可能性もあるという。

 アマゾナス州税務監査官組合の会長は、監査官の就労がストップしたわけではなく、勤務時間が短縮されただけだと説明している。

 今回の監査官による運動は、今年3月に政府と合意した21%の給与調整要求から始まった。組合側によれば、同州ではストライキはなく、勤務時間を短縮する動きのみとなっている。

 マナウスにおける影響は、監査官による活動開始の翌日から引き起こされた。Cieamのペリコ会長によれば、400個のコンテナの通関が許可されるべきにもかかわらず、許可されたのは14個だけだったという。この状況が2週間以上継続すると、製品の通関の遅延により生産ラインがストップしてしまう可能性があり、ひいてはマナウス工業地域全体が停止してしまう可能性も懸念される。同会長は「公務員と政府当局との問題だが、支払うのは社会である」と述べている。

 同会長によると、貨物発送の遅延により産業と貿易の双方に影響が及ぶとみられる。遅延による被害総額はまだ算定されていないという。

 アマゾナス州税務職員組合のジェフェルソン組合長は、工業生産に損害が及ぶ可能性があることに遺憾の意を表しながらも、他の選択肢はないと説明。政府が3月の合意を履行していれば現在の事態は起きていなかったと述べている。

 監査官による今回の行動では週のうち1日か2日、貨物検査のペースが下げられている。ジェフェルソン組合長によると、今回の活動は、腐敗しやすい貨物や必要不可欠とされる貨物に対しては適用されておらず、これらの貨物は通常通り許可されているという。

サンパウロ新聞

最終更新:7月27日(水)0時34分

サンパウロ新聞