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北朝鮮外相「追加の核実験は米国の態度次第」

ハンギョレ新聞 7月27日(水)8時17分配信

26日午後、ラオスARF会議場で記者会見 南北関係改善のため平和環境が必要と主張

 リ・ヨンホ北朝鮮外相は26日(現地時間)、「追加の核実験は全面的に米国の態度にかかっている」と述べた。

 リ氏は同日午後、第23回アセアン地域安保フォーラム(ARF)外相会議が開かれたラオス・ビエンチャンの国立コンベンションセンターで記者会見を開き、「朝鮮半島の非核化は米国によって吹き飛んでしまったようなもの」と述べた。5回目の核実験を指すのか確認も肯定もしない曖昧な戦略だ。朝鮮半島の非核化に関連して「吹き飛んだ」と断定的な表現ではなく、「吹き飛んでしまったようなもの」と含みを残す表現を使ったことが注目される。北朝鮮はこれに先立ち、「朝鮮半島の非核化は、首領様(金日成<キムイルソン>主席)と将軍様(金正日<キムジョンイル>総書記)の遺訓であり、金正恩(キムジョンウン)同志の領導によって進む党と軍隊・人民の弛むことのない意志」(6日、政府報道官声明)と朝鮮半島の非核化を再び掲げている。

 リ氏は「第7回党大会で国家経済発展5カ年戦略と南北関係を対話・交渉に緩和・改善させる重要な二つの政策方向が提示されたが、そのためには平和的環境が必要だ」との前提を示し、「今の情勢を悪化させる基本要因は米国の対朝鮮敵視政策」と指摘した。リ氏は「米国が人権問題を持ち出し我々の最高尊厳(金正恩労働党委員長)まで冒涜し、最大の敵対行為を敢行しているが、これは結局、我々との共存を拒否してすべての対話の扉を閉ざした宣戦布告となんら変りがない」と批判した。

 リ氏は24~26日、アセアン関連の外相会議期間に南北外相会談が行われなかった理由について、「北南関係を対話・交渉で解決するために対話を提案したが、いずれも拒否された」、「現時点で南朝鮮側は対話の準備ができていないと思う」と述べた。これは今回のサミット期間に対話を提案したのではなく、第7回党大会(5月6~9日)以降の南北軍事当局会談開催に向けた実務接触提案(5月21日)など、一連の対話提案を南側が受け入れなかったことを指摘したものと解釈される。

 リ氏はアセアン地域安保フォーラム外相会議で「米国の核爆撃機、核潜水艦、THAAD(<サード>、高高度防衛ミサイル)をはじめとした戦略資産が朝鮮半島に投入されている」、「悪名高い乙支(ウルチ)フリーダムガーディアンの合同軍事演習が、今回も再びいかなる緊張を呼ぶのか誰も予測できない」と述べた。さらに「もし(乙支訓練が始まる)8月に朝鮮半島情勢が統制できなくなったら、その責任は核戦略資産を朝鮮半島にもたらした側、共和国の最高尊厳を傷つけ先に宣戦布告をした側である米国が全面的に負うことになるだろう」と主張した。

ビエンチャン(ラオス)/イ・ジェフン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

最終更新:7月27日(水)8時17分

ハンギョレ新聞