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アクティブシニアにうれしい分譲マンションが武蔵浦和に登場

SUUMOジャーナル 7月27日(水)7時0分配信

新築マンションというと若いファミリーが多い印象があるかもしれない。だが、最近はシニア層にもターゲットを広げ、多世代で交流できる物件が増えてきているという。そんなマンションの一つが埼玉県・武蔵浦和に完成したので、さっそく見に行った。

■共用ルームではおしゃべりや麻雀が楽しめる

訪れたのは池袋駅から直通17分のJR埼京線/JR武蔵野線・武蔵浦和駅から徒歩4分にある、総戸数160戸の「グランコスモ武蔵浦和」(売主:コスモスイニシア)。「アクティブシニア向け」と銘打っており、元気なシニア層の入居を前提としている。

どこが普通の分譲マンションと違うのかというと、まずラウンジやアトリエなど、居住者が集まっておしゃべりしたり、趣味に打ち込めるスペースがふんだんに用意されている点、管理・サービス提供をするために設立されたコスモスライフサポート(売主:コスモスイニシアの100%子会社)のサポートスタッフが24時間常駐しており、もしものときも安心できる点などだろう。

ユニークなのは麻雀ルームがあることだ。麻雀卓が3つ置かれたその部屋では、入居したばかりの人たちがさっそく麻雀に興じていた。聞けば麻雀教室の入門コースが週に一回開かれているそうだ。教室以外の時間は1時間50円でだれでも利用でき、腕に覚えのある有志による麻雀サークルも発足しているとのこと。ほかにもカラオケや英会話サークルが活動しているというが、頭と指先の老化防止に役立つゲームが特にシニア層に人気なようだ。

【画像1】麻雀ルームの入門コースは女性の参加が多いという(写真撮影/大森広司)

■無料で入浴できる大浴場の隣には介助用の入浴施設も

1階には大浴場とレストランもある。大浴場は人工温泉で、居住者は無料で入浴できる。男女問わず居住者に一番人気の共用施設であり、居住者は自宅のお風呂には入らず、もっぱら大浴場を利用する人が多いという。

大浴場の隣には介助用の入浴ルームも。介助者は利用する人が自分で手配する必要があるが、サポートスタッフに相談して介助者の紹介を受けることもできる。こうした設備があれば将来、介助が必要になったときにも安心だろう。すでに利用している居住者もいるそうだ。

レストランも管理・サービス提供をするコスモスライフサポートが経営しているもので、居住者以外の一般の人も利用できる。ちょうどお昼時だったのでお客さんでにぎわっていたが、居住者用の入り口とテーブルは一般客とは別になっており、落ち着いて食事ができそうな環境だ。

【画像2】大浴場は居住者同士のコミュニケーションの場にもなっている(写真撮影/大森広司)

■室内にはファミリータイプ並みのキッチンを設置

契約者の内訳は120件のうち約6割が単身者で、そのうち7割以上が女性だという。夫婦2人での入居は3割強だ。年齢は70歳代が4割で最も多く、次いで60歳代が約3割。50歳代以下も約2割いるが、ほとんどが親のための購入だという。

居住スペースはというと、間取りは1LDKと2LDKがある。両方のタイプがモデルルームとして内覧できるようになっており、どちらもファミリータイプ並みのキッチンが設置されているのが目につく。居住者に女性が多いことが意識されているのだろう。

室内の廊下幅は1m確保され、洗面化粧台は車椅子で利用できる仕様だ。室内には緊急呼び出しボタンがいくつか設置されており、ボタンを押すと管理室に通報される。また玄関ドアには内側からドアチェーンがかけられるが、緊急時にボタンを押すとチェーンが外れるとともに、管理室に保管されている合い鍵でサポートスタッフが開錠して対応する。

共用部の廊下は外気にさらされない内廊下仕様なので、冬や夏など気候が厳しい季節でも移動がラクだ。外廊下のように排水用の傾斜がないので、車椅子でも安全に通行できる。

また各住戸にトランクルームが付いているほか、希望者は月額1000円で共用部分のトランクルームを借りることもできる。なにかと荷物の多いシニア世代にはうれしい配慮だろう。

【画像3】ゆとりのあるキッチンは料理好きな女性のニーズも満たす(写真撮影/大森広司)

■一般の分譲マンションとのコミュニティづくりも計画

「なるべく介護が必要にならないよう元気に暮らすシニアのための住まいが、今の日本に必要だとの考えから、このアクティブシニア向け分譲マンションを開発しました」と物件のコンセプトを話すのは、コスモスイニシア執行役員の藤岡英樹さんだ。

同社が行ったグループインタビューなどの調査から、60代や70代はまだまだ自分は健康だと思う気持ちと不安な気持ちが交錯している年代であることが分かったという。特に女性は「友人がいる今の住まいから離れたところには行きたくない。利便性の高い場所に住みたい」と思っている人が少なくないそうだ。

そこで同社では24時間365日の生活サポートを提供するため、前述の子会社コスモスライフサポートを設立。また、予約診療が可能な内科クリニックを1階に設けるなど、近隣の病院や介護施設との連携にも取り組んでいるという。

「元気なシニア層が求めているのは施設ではなく、“住宅”です。駅前再開発というアクティブな暮らしと、同世代や多世代とのコミュニケーション、さらに将来の介護や医療だけでなく物件の売却や賃貸も視野に入れた安心や安全を、グループ全体でサポートしていきます」と、コスモスイニシアのアクティブシニア研究所所長・近江秀さんは話す。

このマンションには隣接して、一般分譲マンション「武蔵浦和 SKY&GARDEN」(※A棟~D棟 総戸数616戸 売主:新日鉄興和不動産、三菱商事、三菱地所レジデンス)が開発されている。同じ敷地に住むファミリーとシニアが、世代の壁を超えて交流する姿がもうすぐ見られそうだ。

●取材協力
・コスモスイニシア
・コスモスライフサポート

大森広司

最終更新:7月27日(水)7時0分

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