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青梅の販売で市場関係者と意見交換 JA紀南

紀伊民報 7月27日(水)16時46分配信

 JA紀南は26日、和歌山県田辺市秋津町の中央購買センターで、全国の市場関係者を招き、今期の青梅販売反省会と来期の対策会議を開いた。市場関係者からは、引き続き生産者の対面販売を要望する声が多く聞かれた。

 毎年、梅の青果としての販売を終えた後、次期の販売につなげていくために開いている。今年も全国24の市場関係者とJA紀南の担当職員、生産者ら計約70人が出席した。

 冒頭、JA紀南の本田勉組合長は「今年の梅は高温と乾燥の影響で実太りが悪く、出荷時期が早くなった。昨年に続いて迷惑をかけた」とあいさつした。

 奈良中央青果の関係者は「今年は不作だった昨年より少なかった。特に古城が少なかった。JA紀南は小梅、古城、南高のリレー販売が特徴だが、それができなかった。来年は対策を考えなければいけない」と語った。

 意見交換で市場関係者は、出荷が早まったことで予定していたピーク時での商品確保に頭を抱えたことを挙げ「売り場展開が厳しい状況だった。後半になれば値段が下がるはずが、それほど変わらず、われわれの立場では苦しかった」と述べた。

 生産者から、縁起が良いという「申(さる)年」の梅の宣伝効果についての質問があり、市場関係者は「今年、売れ行きは好調だったが、それが申年の効果かどうかは分からない。しかし事前に販売促進をして消費者の目に留まったと思う」と答えた。

 来年の販売対策について、市場関係者は「ダイエットや健康維持に効くとPRできるようになることを期待しているが、皆さんが一生懸命に考えることで上昇するチャンスが生まれる」。別の市場関係者は「リピーターを増やし、若年層の獲得を考えていきたい」と話した。

 JA紀南の担当者は消費宣伝活動について質問。市場関係者は「ここまでやっている産地はそうない。キャラバンが最も効果的。より多く来て、対面販売をしてもらいたい」。別の市場関係者も生産者が販売促進することが一番大事だと答えた。

 JA紀南は、大手量販店で来年、保存袋を使って手軽に梅を漬けられる方法を宣伝する計画があることを紹介した。

 JA紀南の営農指導課や販売課によると、今期の南高梅は実太りしないまま生育が進み、出荷は当初予想より早まった。小梅と古城も小玉傾向となった。生産量は小梅は平年並みだったが、古城と南高は平年より少なかった。このため、当初4千トンを目標にしていた販売量は84%の3347トンにとどまり、昨年と同様に少なかった。

最終更新:7月27日(水)16時46分

紀伊民報