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「どんな形でも1点は1点」…“貪欲な姿勢”を貫いた鳴海彰人が脅威の決定力を披露

SOCCER KING 7月27日(水)20時12分配信

「こんなに点を取った試合はない。でき過ぎじゃないかな」と笑顔で振り返った黒田剛監督は、「いつもはシュートをふかすのに、今日はそういった場面がなかった」とも語ったが、その言葉どおりだった。平成28年度全国高等学校総合体育大会サッカー競技大会(インターハイ)1回戦で青森山田高校を6-0の大勝発進に導いた背番号11FW鳴海彰人が放ったシュートは5本。驚異の5得点は、決定率100パーセントのおまけ付きで、「(高円宮杯U-18サッカーリーグ2016)プレミアリーグの試合では、いつも力んでしまうけど…。高校に入ってから、こんなことはないです」と語った本人にとっても驚きのパフォーマンスだった。

 数字が驚異的なら、内容は実に多彩。先制ゴールとなった自身1点目は開始7分、MF嵯峨理久のシュートを相手GKが弾いたところを、抜け目なく押し込んだ。2-0となった後の21分には、MF高橋壱晟の左CKをニアサイドに走り込み、高い打点のヘッドで自身2点目。さらに前半終了間際の33分には、ペナルティーエリア内の密集でパスを受けると、素早くDFを交わして力強く右足を振り抜き、早くもハットトリックを達成するとともに、4-0として勝負の行方を決定づけた。

 さらに後半開始直後の36分には、味方のクリアボールに反応してタイミング良く背後のスペースに抜け出し、GKとの一対一を落ち着いて決めた。45分にはゴール前中央でDFに競り勝ってボールを収め、左足で蹴り込み5点目。ベンチに駆け寄った際に黒田監督から「もういいだろう」と言われ、直後の46分、お役御免とばかりに交代でピッチを退いた。

 事前合宿から調子が上がっていることを感じていた上に、「とにかくゴールを決めたかった。どんな形でも決めれば1点は1点なので、貪欲に取りにいきました」という姿勢が実ったゴールラッシュ。加えて「青森山田は守備から入るサッカーなので、自分が前からボールを追わないと良い試合ができない。自分がゴールを決めるよりも、チームが勝って優勝までいければと思っていた」という言葉を実践し、守備でも高い貢献度を示した。それでも「まだまだ、これから。高校生活最後のインターハイなので、優勝したいです」と表情を引き締め、28日の立正大淞南高校(島根)との2回戦を見据えた。

文=石倉利英

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最終更新:7月27日(水)20時20分

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