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コスプレ大会に出場した日本人ジェダイマスターが指南する『スター・ウォーズ』の魅力

ぴあ映画生活 7月28日(木)10時31分配信

先日ロンドンで開催され、大盛況のうちに閉幕した『スター・ウォーズ』公式ファンイベント“スター・ウォーズ・セレブレーション”。その初日に行われたコスプレチャンピオンシップに出場していた唯一の日本人、Yuki Shibauraさん(ペンネーム)に話を聞いた。

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Yukiさんがコスプレをしているキャラクターは、ジェダイ騎士のオビ=ワン・ケノービ。アナキンとルークの二世代の主人公に師としてフォースの道を教えた、シリーズの中でも重要な人物だ。オビ=ワンの衣装は10年かけて改良を重ね、今着ているものは4代目。特に一番上に着ている茶色いマント状のジェダイローブにこだわっているそうで、見た目の色や形、材質はもちろんのこと、アクションシーンの演技などで動いた場合の布の翻り方や、歩いた時の靡き方なども劇中と近くなるよう、DVDを何度も観て、何年も研究改良を重ねてきたという。

今年のコスプレチャンピオンシップは4つのカテゴリーがあり、各カテゴリーからTOP3まで計12名の入賞者が発表に。そこから4名に絞られ、更なる審査の末、チャンピオンが決定する。Yukiさんは過去に3回“スター・ウォーズ・セレブレーション”のコスプレ大会に出場しており、それ以外でもドイツ国内で行われたローカルコンベンションにも出場経験があるという。ちなみに、彼女のように実際の性別と逆の性別のキャラクターのコスプレをするのは、海外では珍しいらしく、それだけで注目されるとのこと。今回は惜しくも入賞を逃してしまったが、過去4回のコンテストではすべて、部門内で入賞しているそうだ。

「トロフィーのコレクションを増やしたかったですが残念! ヨーロッパのコスプレコンテストは、キャラクター再現率を重視した方が多く、参加しているだけでもとても楽しいです。特にプリンセスの方々の衣装はドレスの刺繍やビーズ装飾など、おそらくコンテストの舞台では細かすぎて見えないような部分も丁寧に作られており、どれもすばらしかったです。逆に、アメリカのコンテストはどちらかというとエンターテイメント性重視の傾向があるように感じました」と今年のコンテストを振り返った。

『宇宙戦艦ヤマト』など小さい頃からどちらかというと男の子が好むものが好きだったというYukiさん。小学生の時『…エピソード4/新たなる希望』を映画館で観たのをきっかけに、スター・ウォーズファンに。「小学生の自分にとって“ふつうの青年だった主人公がかっこいい騎士になってお姫様を救う”という、童話にもあるようなわかりやすいお話の中に、宇宙戦闘機と宇宙要塞のかっこいい戦闘シーンが加わったスター・ウォーズは、のめり込むには十分な作品でした。大人になってから観ると、子供の時にはわからなかった人物同士のつながりが見えてきたり、映画の外側が気になってきたり、各種の資料本やスピンオフの小説などを読んでみたりと、視野を広げることで世界がどんどん広がっていきました。子供はスター・ウォーズの目に見えるわかりやすいカッコよさ、大人はその裏にある壮大な世界に尽きない魅力を感じるのだと思います」とその魅力を分析。

「日本でも『…フォースの覚醒』が公開されてからは、親子や家族で楽しむ方が増えてきたなと感じています。海外のイベントに行くと3世代でコスプレを楽しんでいる家族にも会えます。子供の頃にスター・ウォーズにハマった世代が親になり、たとえば子供に『フォースって何?』なんて聞かれたりしたとき、昔からのファンの親は『待ってました!』とばかりに教えることができ、同じ目線で同じように楽しむことができる。そんなところも魅力なのではないでしょうか。スター・ウォーズのお話そのものの中にも、家族の運命の物語が大きな軸として盛り込まれています。スター・ウォーズそれ自体に“家族”が絡んでいることも、みんながそれぞれの世代で楽しめる大きな理由なのかなと思います」。

『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』
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デジタル配信中

最終更新:7月28日(木)10時31分

ぴあ映画生活