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この夏、浴衣をオーダーする 初心者がおさえるべきポイント

ZUU online 7/28(木) 6:10配信

■浴衣シーズン到来!

本格的な夏の到来を前に、各地の百貨店やショッピングセンター、アパレル専門店で浴衣商戦が本格化している。涼しくて着心地の良い天然素材が人気で、各店はコーディネートする小物やアクセサリーと併せて販売し、売り上げ増を目指している。最近は売り出す時期が早まる傾向にあり、三越銀座店では早くも5月から「銀座ゆかたガーデン2016」を展開中。伝統的な色柄から簡単に着られる親しみやすいタイプの浴衣まで約1,500枚を揃え、前年比50%増の売り上げとなる1億円を目指している。

その一方、日本人の「着物離れ」は深刻だ。着物の出荷金額は1980年前後の1兆8,000億円をピークに右肩下がりを続け、2013年には3,000億円と6分の1に減少している。戦後の急速な洋装化、それに伴い進んだ着物の高価格化の影響で、人生で一度も和服に袖を通したことがないという人も珍しくない。

■増えるメンズ用の需要

そんな苦戦続きの着物業界において、異例の盛り上がりを見せているのが浴衣だ。老舗デパート、松屋銀座本店の2015年の浴衣の売り上げは前年比114%と好調に推移している。特に男性用浴衣の売り上げが前年比127%と大きく伸び、数字を押し上げた。花火大会や夏祭りといった定番イベントの他、飲食店やテーマパークでも「ゆかた割」などを設定するところが増え、40歳以下の若い世代が着るようになったのが一因だと考えられている。男性向けの定番色・柄で女性用に仕立てたり、女性向けの柄を色だけ変えて男性用に作ったりと「ジェンダーレス」も進んでいる。価格帯は浴衣単体で3万5,000~4万円、帯や下駄込みの一式で6万円前後だ。

この流れを受けて、男性浴衣を取り扱う店も増えている。セレクトショップ「UNITED ARROWS」では、毎年恒例となった「ゆかたフェア」を開催中。浴衣のほかにも、コーディネートを楽しめる扇子やバッグなどの小物も多彩に揃えている。伝統的スタイルからエッジの効いたファッション性の高い柄、上品で大人っぽいデザインやオリジナルレーベル「ユナイテッドアローズ」まで、ラインナップも豊富だ。

■試着は必須

洋服ではわざと大きめのサイズをダボッとさせて着たり、小さめのサイズを体にピッタリ密着させて着たりするテクニックがあるが、浴衣などの着物は基本的にジャストサイズで着るものだ。浴衣で大きめのサイズを着てしまうと、シワが目立つ、動きづらいなどのデメリットが生じてしまう。目安として身丈は「身長-26.5センチメートル」とされているが、着心地を確かめる意味でも購入前の試着は必須だ。和服は布の面積が広いため、手に取った時と実際に着た印象が全然違うこともある。試着時に注意する点としては、着丈と袖丈がある。着丈は帯を締めた状態で裾が足の甲にギリギリ触れず、かつ足のくるぶしが隠れる長さがベスト。袖丈は肘を折って手を下ろした状態で、着物の袖が手くるぶしより少し短い位置にくると丁度いいサイズだ。

■浴衣選びのポイント

浴衣デビューをしてみようと試みる男性は、まずは無難な紺や黒からトライしてみよう。白やキナリは、オシャレ上級者が2着目以降に購入するケースが多いようだ。帯との組み合わせも楽しみの一つで、浴衣と同色系でまとめるとスッキリした印象になり、反対色を選ぶと「差し色」として映える。ちなみに帯の結び目は真ん中ではなく少し右に持ってくると粋に見える。素材は大きく分けて「麻」と「綿」がある。麻は放熱性や放湿性が高いのが特徴だ。汗をかく夏でもサラリと涼しく着こなせるだろう。一方綿が含まれたものはTシャツのように生地が柔らかくて着やすいため、手入れが楽というメリットがある。気軽さという点ではビギナーがあえて「綿麻」を選ぶという方法もある。

より涼しく、より「粋」に浴衣を着て、この夏を楽しんではいかがだろうか。(提供:百計オンライン)

最終更新:7/28(木) 6:10

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