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国会職員が倒れ救急搬送、夜を徹した採決の末 与野党は互いを批判/台湾

中央社フォーカス台湾 7月28日(木)14時42分配信

(台北 28日 中央社)22日から臨時会が開かれている立法院(国会)で27日午後7時頃、議事進行にかかわっていた女性職員がめまいで倒れ、台湾大学付属病院(台北市)に救急搬送された。同院では今年度の国営事業予算案をめぐり、野党・国民党が1000件以上の修正案を提出、与野党協議でも合意が得られなかったため、26日午後2時半から徹夜で採決が行われていた。

職員が倒れたのを受けて、与党・民進党の蘇嘉全・立法院長(国会議長)は同日午後8時過ぎに休止を宣言。開始から約29時間続いた採決は中断したが、当初は閉会日の29日午後12時まで、約82時間行われる予定だった。皮肉なことに、民進党の鍾佳浜・立法委員(国会議員)は26日、「採決は職員が倒れるまで止まらない」と発言していた。

国民党立法院党団(議員団)の林徳福書記長は27日、蘇氏は民進党が本会議の時間延長を提案した際にこれを制止し、職員に適度な休息をとらせるよう求めるべきだったと強調。職員の昏倒は人間性のない蘇氏のせいだと述べた。

一方、民進党の陳亭妃書記長は同日、予算案は国民党の馬英九前政権時代に編成されたものだと指摘した上で、むやみな提案による審議の引き延ばしは受け入れられないと批判している。

28日午前に与野党協議が開かれたが折り合いはつかなかった。協議は午後再開されることになった。

(陳俊華、王承中、蘇龍麒、劉冠廷/編集:杉野浩司)

最終更新:7月28日(木)14時42分

中央社フォーカス台湾