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快挙! 95歳でゴルフスコア95

沖縄タイムス 7月28日(木)5時2分配信

 【八重瀬】数え95歳の屋冝宣貞さん=八重瀬町屋宜原=は19日、ゴルフの18ホールを自身の年齢以下のスコアで回る「エージシュート」を達成した。屋冝さんがたたき出したスコアは95。一般的には満年齢が基準で屋冝さんは94歳だが、友人らは「年齢を考えると、とんでもなくすごいこと」と舌を巻いている。(南部報道部・堀川幸太郎)
 快挙が生まれたのは町玻名城のザ・サザンリンクスゴルフクラブで友人が主宰するコンペ。「真っすぐしか飛ばないしOBもほとんどない。生き方が出るね」という得意のドライバーで距離を稼ぎ、パットもビシバシと決まったという。
 農家に生まれ、最盛期は年間245トンのサトウキビを生産、馬車で運んだという屋冝さんは1970年ごろ、全国6人の優秀農家の一人として表彰を受けた経験がある。畜産や酪農にも励み、30歳から東風平町議を10期務めるなど仕事一筋で、スポーツに親しむゆとりはなかった。
 ゴルフを始めたのは67歳、80年代後半の好景気のころだ。「ぜいたく過ぎないかと思ったが、周りも始めたから付き合いで」と汗を流し30年が過ぎた現在は月に数回、うるま市などの練習場に自ら車を運転して通い、腕を磨く。
 「ゴルフは性格が出る。せっかちで、バンカーから出す時に打ち急いで失敗するのが課題」と自己分析。友人の会社会長、新城安盛さん(79)=町後原=は「マナーに厳しい人。周囲に対する配慮の深さはプレーの丁寧さに表れている。スコア100を切るのも難しい私たちからすると今回の記録は驚き」とたたえる。
 若いころから酒は一切飲まず、1日に最大4箱吸ったたばこも48歳でやめたという屋冝さん。「毎日、午後3時にコーヒーをたしなむのが生活のリズムを整える秘訣(ひけつ)」と語る。「年明けには95歳の誕生日。文句なしのエージシュートをやるから、まあ見ていてください」と、にかっと笑った。

最終更新:7月28日(木)15時58分

沖縄タイムス