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【オーストラリア】豪州日産鋳造、未発表の新車部品製造へ

NNA 7月28日(木)8時30分配信

 豪州日産鋳造(日産キャスティング・オーストラリア)がこのほど、日産が開発中の新車など向けの6部品について2019年までの製造契約を結んだことが分かった。車種やモデルの詳細は伏せられているものの、電気自動車(EV)もしくはハイブリッド車向けの部品とみられる。国内の自動車生産が近く終了することで部品製造業界に不安が広がる中、豪州日産鋳造は、今回の契約が、今後伸びが期待されるEV市場での同社の将来を位置付けるものとしている。ゴーオートが26日、報じた。
 ビクトリア州ダンデノン工場で金型鋳造を行う豪州日産鋳造はゴーオートに対し、新車の情報は機密としながら、同社が開発した新しい6部品を公開。ゴーオートはこのうち一つが、ハイブリッド車かEVの電力管理モジュールの冷却用ケースで、もう一つが駆動モーターケースとみられるとしている。また、新車の発表時期も明らかにされていないが、最終生産段階は間近と見ている。同社は昨年にも、EV「リーフ(LEAF)」とほかの38車種向けの部品提供で合意している。
 2014年まで日産オーストラリアで社長兼最高経営責任者(CEO)を務めた豪州日産鋳造のピーター・ジョーンズ社長は、部品のコンセプト説明を受けてから、鋳造機械改修に約1,200万豪ドル(約9億4,700万円)の設備投資を行い、8カ月で製造まで実現できたとしている。これにより同社の製造能力を証明することにつながり、将来的な部品受注の足掛かりになると見込んでいる。また、主力のアルミニウム合金部品の鋳造のほかに着手している、溶接による部品製造では、けん引棒(トウバー)が好調で、今後生産を強化するようだ。

最終更新:7月28日(木)8時30分

NNA