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NTTグループ、AI技術の実証実験を広範に展開

EE Times Japan 7月28日(木)14時16分配信

 NTT、NTTデータ、NTT東日本、NTT西日本、NTTコミュニケーションズ(NTT Com)、NTTドコモの6社は2016年7月、NTTグループが保有するAI関連技術「corevo(コレボ)」を用い、さまざまな分野/業界においてコミュニケーションロボットやセンサーなどを連動させた実証実験を始めると発表した。

 corevoは、「音声音響処理技術」や「日本語解析技術」、コミュニケーションロボットやセンサーをはじめとする各種デバイスを連携制御するための「R-env:連舞」技術などによって構成される。2015年度は、NTTグループ各社が、corevoを活用してロボット関連の実証実験を行い、「FAQ検索」や「雑談対話」「音声認識技術」などの検証を実施した。

 今回は、これらを共通基盤としてクラウド上に構築し、NTTグループ各社がパートナー企業とともに、コミュニケーションロボットを中心としたデバイス連携サービスについて実証実験を展開する。その分野/用途は広範囲にわたるという。各種受付/案内業務を中心にデバイス連携サービスを適用させ、その有効性や受容性の検証と課題抽出に合同で取り組む。その上で、corevo関連技術の改善効率化を図り、ロボット関連ビジネスを一段と加速させていく考えである。

 具体的にNTTは、NTTグループ各社に対して、クラウドを介しcorevo関連技術の提供や技術課題の抽出を行う。NTTデータはNTTグループ各社が行う実証実験に向けて、「クラウドロボティクス基盤」などを提供する。NTT東日本は、新宿区内の店舗や主要スポットに設置されたコミュニケーションロボットをデジタルサイネージなどと連携させ、地域振興向けサービスの実証実験を行うことにしている。

 NTT西日本は、多言語での対応が可能な観光案内用デバイス(ロボットやデジタルサイネージなど)と連動させた観光案内ソリューションを検証していく。NTT Comは、介護施設などで機能訓練の一環として実施されているレクリエーション活動に関して、コミュニケーションロボットが支援できるようなプログラムの開発や実証実験を行う計画だ。NTTドコモは、自治体における高齢者福祉(健康増進)サービスの充実を目的に実証実験を行う。特に、corevoを活用した自然対話エンジンおよびロボット連携制御技術「R-env:連舞」で動作するコミュニケーションロボットを用いて、行政による健康指導をサポートするデバイス連携サービスなどを予定している。

最終更新:7月28日(木)14時16分

EE Times Japan